2016年06月16日

電子広辞苑修理(後編)

前回途中までの記事 電子広辞苑修理の続きです。
結局直りましたよ。 前回記事

原因は、想像がついていました。
なぜなら、一瞬画面が表示されたときがあったからです。
ということは、何かが切れている。

→切れるのは、動くところ。 →本体と、画面は可動式。
ということで、接続する部分があやしい。
電子辞書の画面接続部

本体と画面との接続は、小さなリボンケーブルでした。
(フラットケーブル、フレキシブルパターンとも言います)
要するに薄い配線基板です。

顕微鏡で見ると、2本が切れていることがわかります。
切れたリボンケーブル

一部の配線が切れたリボンケーブル。 手前の曲がる部分に割れが入って、2本の破線パターンが切れています。

接続修理

細い線でバイパス(迂回配線)します。
今回は、壊れたリレーのコイルを使います。 髪の毛より細いです。
修理に使う細線
修理に使う細線。 電磁石のコイルを使いました。 電線の中の一本を使っても良いですよ。

細い線は動くと切れるので、テープで押さえます。
細線でバイパス修理

その後、通CK(導通検査)をしておきます。

修理したリボンケーブル

修理したリボンケーブル。 細線はテープをかぶせてあります。

仮付けして動作確認しました。
あれー 電源が入らない。 おかしいなー
仮付けしてテスト
コネクタ部がしっかり入っていないのか。
→あー 3Vを与えていました。
これは単四4本なので、6V必要でした。
電源をつないでみると、表示OKです。 ふー

正常表示

正常に表示された電子広辞苑

切れた原因部を改善させます。
これは、押さえ過ぎですね。

リボンケーブルの回動部
回転時に無理な力が加わります。 この写真の右回りの内側が切れたところです。

突起除去

→突起を除去して、ケーブルが動きやすいようにします。

 

ヒンジのリボンケーブル通過部

ケーブルの可動許容範囲が広がって、無理な力がかからなくなりました。
これで再発防止に効果があると思います。

無理な曲げ
これは、ヒンジ内部の突起除去前です。 リボンケーブルが固定されて、かなりひねられた状態になっています。

組み立て

組み立て
それにしても、色々なネジが使われています。 この写真でもネジが5本見えます。

ネジが余った
なぜか3本余ってしまいました。(一本は底部に忘れがあって使いました。)

前回の分解時から時間が過ぎていて、細かいところを忘れていたようです。

正常動作

まあ 正常動作してますので、良しとします。

 

今では広辞苑専用という電子辞書は出ていないようです。
あくまで電子辞書のなかの、一部の辞書という扱いですね。
すごいことです。

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posted by 家庭用品修理士隊 at 16:17 | Comment(4) | TrackBack(0) | 墨田のYさん

2016年06月02日

緑色レーザーでビルの壁面文字

緑色レーザーの記事で思い出しました。
近くのアサヒビールのビルに動く文字が出ていました。(撮影は2015年11月です。)
オリンピック/パラリンピック開催までの日数をカウントダウン表示しています。
アサヒビールレーザー文字
最初、大きな液晶ディスプレーかと思いました。
それにしても大きいし、緑色だけなので、すぐにレーザーかと感じました。
しかし、そうするとどこから照射しているのか。
これは確かめねば。

アサヒビールビルレーザー

ビルの近くに来てみました。 すると、直下からレーザーを照らしています。
左下の白い箱がレーザー照射装置(プロジェクター)です。

アサヒビールビルのレーザー文字

このビルは、聖火を模した形状なので、ビル壁面が手前に傾いています。
これでプロジェクターが近くても文字が表せるわけですね。
レーザーが強力なこともあると思います。

レーザー光

レーザー光の照射線がよくわかります。
レーザープロジェクター

プロジェクターの表面には、ガラスがあって、レーザーの文字が透過する部分で減衰するのでしょう。そこだけスポットのように光っています。

プロジェクター

プロジェクターには、近づけますが2m以上あるでしょうか、覗きこむことはできません。
プロジェクター[4]

横には、換気窓でしょうか、漏れてくる光の量から相当な高出力だろうと思われます。


オリンピックカウントダウン アサヒビールビルレーザー文字

レーザーを使ったプロジェクターでは、超短距離で表示できる製品があることを知りました。

sonyの極超短距離プロジェクター

写真は、SONYのサイトから引用
(壁際に置くだけで、22インチから80インチの映像を映し出せる)
ポータブル超単焦点プロジェクターLXPX-P1

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posted by 家庭用品修理士隊 at 16:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 墨田のYさん
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