2017年04月26日

足マウスクリックをつくる。(腱鞘炎対策)

足マウスを作りました。現在試用中です。
右手が腱鞘炎ぎみなので、マウス操作は左手と右足で行っています。
なんで腱鞘炎かというと、右手で使うマウスに力が入ってしまうためです。
無意識のうちに無理してしまうのだと思います。

背景:


マウスは、短い時間であれば疲れなど感じません。
ところが長期間、毎日使っていると手首あたりが疲れてきます。
痛みさえ感ずるようになります。特に人差し指と中指など指、が疲れることがわかります。
つまりカーソルを動かすというよりクリックで疲れているのだと感じます。
そこで、腱鞘炎(けんしょうえん)対策として最初は左手でマウスを操作し、クリックしていました。
ところが左手でも慣れてきた頃には同様に腱鞘炎のようになることがわかりました。

これはマウスでは無理だと思い、ペンマウス(ペンタブレット)をマウス変わりにすることにしました。

トラックボールと、ペンマウス

トラックボールとペンタブレット


ペンマウスであれば鉛筆を普通に使うのとあまり変わりません。 ペン先の動きはカーソルの動きになりますし、先端をパッドに触れることによってクリックになります。従ってクリックに指を使う必要がありません。 ただ、右クリックが問題でした。右クリックはペン先に着いたスイッチを人差し指で押す必要があります。これでも指の負担は大きく減ったのですが、ペンマウスでさえも腱鞘炎を感じるようになりました。

ペンマウスのパッドには、クリックスイッチがついているのですが、ペンを持たない側の手を使わなくてはなりません。
なんとも使いにくい。
かといって、左手でペンマウスを使うのは、異常に書きにくく感じます。
ここで導入したのがトラックボールです。これならば場所も取らずにマウス操作を左手で行うことができます。ボールを回すだけなので利き腕(手)でなくても楽に動かせます。しかしクリックがやはり問題になります。クリックはどうするのか。指でクリックすると、また疲れてしまう。

マウスで疲れるのは、クリック操作。 そこで足マウスクリックを考えました。エレクトーンで女性が器用に足ペダルで弾いているのを見たりすると、訓練すればできるのではないかと思ったわけです。

足でクリックする製品があるようですが、効果がある(使える)かどうかわからないので、とりあえず作って試してみます。


image

余ったマウスを使います。 今更ワイヤー付きマウスは使いません。 ほとんど予備用です。

image

マウス内は、基板があるだけです。 スクロールは使いませんので、ローラーは外します。

マウス基板

足マウスクリックに使う基板。 左にあるクリックスイッチに別のスイッチを外付け(並列接続)します。

足マウスクリック製作

木の端切れ(2cm弱厚)があったので、これを使います。 基板と、追加スイッチの位置を決めます。

木をくり抜く

木に穴を開けても良いのですが、基板とスイッチを埋め込む溝を掘っています。

基板を入れてテスト

基板を組み込んで、テスト。 木の板なので強く踏み込んでもも、乗っても安心です。

足クリックマウス試作完成

取り合えず試作完成。 大きなクリックだけ足マウス。(150mm x 250mm x18mm)

足クリックマウス

結局この形にして、今使っています。 最初の試作ではクリック部が大きすぎて足の置き場がありません。
クリック部を小さくすることで、足の指を意識してクリックできます。

クリック速度

足ではダブルクリックが早くできないので、マウスの設定で速度を遅くしてみました。
こういうときに設定は使えますね。

左足、右足と公平に使ってみようと思います。

 

p.s. タブレットには、タッチ機能があって、2本指で右クリックができることを知りました。
初めからこれを使えばよかったかもと、思っています。 でも、知らずにトラックボールマウスを購入し、こちらにも良い点が有ることを知りました。 例:トラックボールをひねるとスクロールになる。ボタンを改ページなどに割り当てられる。

足マウスその後

足マウスをA4サイズのスポンジ袋(100円ショップ)に入れて使っています。
だんだん慣れて来て、いいかんじです。

 


 

posted by 家庭用品修理士隊 at 18:13 | Comment(2) | TrackBack(0) | 墨田のYさん

2017年04月13日

アンティーク・デスクライトの修理

アンティークライト[4]

ブロンズ調のおしゃれなアンティーク・デスクライト。

スイッチを入れても点灯しません。
ときどき光ることも。
手前のスイッチで、左へ押すと明るく、右へ押すと少し暗くなります。
最初に暗いほうが点かなくなったということです。


検査:
フィラメント
ランプ部分は、12[V]ハロゲン球 フィラメントが切れたような黒変はありません。

スイッチ

前面のスイッチは、ロッキングスイッチ(ロッキングチェアのように揺れる感じでオン・オフする。)とか、ロッカースイッチと呼ばれています。

ACアダプタ アダプタのコネクタ
ACアダプタは、コネクタ接続式
各国仕様のアダプタに対応するのでしょう。

電源投入テスト
動作テストをすると、一瞬だけ点灯。


不具合箇所:悪かった部分。
(1)コネクタ部の接触不良
(2)スイッチの接触不良

結局2ヶ所に不具合がありました。
電球とコードには問題ありませんでした。

(1)コネクタ部の修理

コネクタ部の修理
コネクタ部は、単純な金属接触です。受け側にバネ力を付加させています。
経年によるバネの甘さを戻すために、外側の隙間から細いドライバを差し込んで直径を狭めます。
コネクタプラグ
差し込む方は、金属棒ではなく、板金を丸めたタイプなので、隙間を広げて直径を大きくします。(ごくわずかですが。)
コネクタテスト
コネクタの電極ピン接触の状況は、抜き差しの感覚で緩いときは接触が甘いです。
この写真のようにアダプタをぶら下げて、揺すっても落ちない程度の接触が最低限必要。
これで、明るい側は点灯するようになりました。

(2)スイッチの接触不良

スイッチの接触不良は、少し悩みます。
なぜならスイッチを交換しなければならないからです。
店面部
日本製でないので、部品の入手が簡単ではありません。
しかも形状が合わない場合は、鋳物調の金属部分を加工しなければなりません。
それはたいへんです。(黒く四角い部分は重りです。)

そこでスイッチ自体の修理を試みます。
スイッチを取り出す
スイッチは、プラスティックのくさび形状を無理やり差し込むタイプなので、裏側から外す方向に力を入れながら取り出し成功。

スイッチの半田を外す

スイッチは、半田付けされていました。 これを外します。

スイッチヘッドを外す
スイッチを分解するために組込み構造部(樹脂嵌め込み)を無理やり外します。

スイッチ分解
ようやく頭部が外れました。 壊さないように慎重に行います。
スイッチ接点
接点を見てみると、細かいゴミ状の物質がたまっています。
スイッチ内部のゴミ
スイッチ内部から、繊維ほこりか、動物の毛のような細い物質がたくさん出てきました。
これを除去しクリーニング後、良好になりました。

修理完了
白熱球ならではのやさしい光。

配線メモ
配線メモ

犬か猫を飼っていますか? と尋ねると、ネコがいるそうです。
スイッチの僅(わず)かな隙間から入るんですね。

動物の毛がキーボードの内部薄部にまで侵入していた例
#電子機器 #動物の毛 #ネコ




交換用ハロゲンライト 12VOLT 20W程度が良いと思います。
ランプのソケットには50Wまでとシールが貼られていました。


posted by 家庭用品修理士隊 at 13:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 墨田のYさん

2017年04月09日

目覚まし時計のアラーム時間のセットができない

 家人から目覚まし時計のアラームセットが出来ないから時計を買い換えて欲しいといわれました。
いきなり買い換えるといっても4000円から5000円程度はするのでそう簡単には・・・・・・
不具合箇所を確認してみるとアラーム時刻合わせの進む方向のセットボタンが反応しません。(戻る方向は支障ないので不便ですが、気長に押し続ければセットは可能。でもすこぶる不便)
 
折角の電波時計で、他の機能は全く支障ないので、これで買い換えるというのはあまりにもったいなさすぎます。
恐らくSWITCHの接触不良だろうから、それを何とかすればいいだろうと思いました。
 
P4030802
 
前面からはアクセスできそうもないので、とりあえず裏蓋を開けてみます。
クオーツ時計は構造がシンプルで助かります。 アラーム音の強弱を調整する電気的な回路は有りませんが、もしうるさいと感じるのであれば裏蓋のブザーと接触する面にテープを好みの厚さ貼ればある程度調整可能。
(この時計も当初より一枚貼ってありました。)
 
P4030803
 
裏蓋を外してさらにビス4本を外したら、前面のカバーも取れて簡単にSWITCHにアクセスできました。
 
P4030804
 
SWITCHはこれ以上分解出来ないようなので接点クリーナーをSWITCH全体にかけて・・・・・・
 
P4030805
 
指でSWITCHをゴリゴリしたらクリーナー液が浸透して接点がクリーニングされて元にもどるだろう? と安直に考えていましたが、少しは効果があったようですが時刻セットは、たまに表示が変わるくらいで残念ながら殆ど効果なし。
 
P4030806
 
半田を溶かしてSWITCHを交換すれば済む事なのですが、このような細かい部品を扱っているSHOPは近所にはありませんし、電車賃をかけて秋葉原までいけば入手できるでしょうけど、それなら新しい時計を買った方が安く済みそう。
仕方が無いのでSWITCHの接点を直接クリーニングすることにしました。
もうネジで止めているという構造ではないのでナイフで・・・・・
 
P4030807
 
上面のカバーを外すとハヤブサの着陸カプセルのような色をした金属が現れました。
 
P4030808
 
その金属版を取ると接点が現れます。
 
P4030810
 
ヤッパリ接点が錆びており、クリーニング液が多少かかったくらいでは効果が無いことがわかりました。
 
P4030811
 
ベビー棉棒にクリーニング液を染み込ませて直接ゴシゴシ磨きました。
 
P4030812
 
金属の円盤のほうも同様に念入りに磨きます。
このSWITCHの構造は、この円盤がコンタクトレンズのように少し湾曲した作りになっており、指で押すと少し大げさですがパコンというフィーリングで円盤の真ん中の面がへこんで受け側の金属と導通ができるというシンプルで小型化にできるという構造になってました。
 
P4030813
 
弱点はヤハリ使っているうちに接触不良を起こしやすい事でしょうか????
今回は念入りなクリーニングによって時刻セット機能は回復して、時計を買い換えるという事態は免れましたが、円盤部
を余りにも念入りに押し付けて磨いたために円盤が少し変形してパコンというフィーリングが無くなってしまいました。
もっと優しく磨けばよかった・・・・・
 
P4030814
 
アラーム時計の目覚まし時刻セットは半機械的なものがいいと自分は思います。
今回の時計のように液晶セットタイプはSWITCHが壊れていなくても、そもそもセットしずらい。
↓ の時計はもう30年以上使い続けていますが、いまだ健全です。
 
P4030800
 



タクトスイッチ例

posted by 家庭用品修理士隊 at 18:47 | Comment(2) | TrackBack(0) | 横浜のTさん
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