長年の疑問が解けました。 20年使ったプリンタを分解してみたら、インクの大半が内部に捨てられていました。
実に20年ぶりにプリンターを買い換えました。
印刷はきれいだったし、ヘッドは詰まらないし。
良いプリンタを買ったと思っていました。
安価な互換インクもあるし、ずっと使えるじゃん。
USBとパラレルインターフェースで繋(つな)ぐ。
LANからは使えなかったけれど、LAN-パラレルアダプタを買ったらLAN経由プリンタになったし。
WIN10でも使えたし。 ということで、満足していました。
ところが、ついにヘッドがいかれたのでしょうか、印刷できなく(一部の色が出ない)なりました。
そこで、最新のインク長持ちタイプのプリンタを購入しました。
もうインクで悩む必要はなし。
ただ、印刷が劇的にきれいになったわけではありません。
だから、壊れなかったら、まだ以前のプリンタを使っていたと思います。
ところがです。
プリンタを捨てよう。 その前に分解してみようと、中をみたところ。
きゃー・・・・・・
いままでどこにいったのだろうと、不審に思っていたインクの行き先がわかりました。
プリンタの中におもいっきり溜(た)まっていました。
えー!という感じです。
プリンタヘッドが壊れなくても、いずれ寿命が来ていたかもしれません。
インクの捨て場がないという理由からです。
それは言い過ぎかもしれません。
ただ、一生懸命注入していた互換インクは。ヘッドをクリーニングするという名目で、大半が捨てられていました。
良かったー。 大容量インク型のプリンタに換えて正解だったと思います。
だれが悪いわけでもない。
当時は技術がなかったのでしょう。
ヘッドは、インクで洗わないと詰まる。
ひさしぶりに、たった一枚印刷するとしても、その前に大量のインクでヘッドの詰まりを解消させる必要があったのでしょう。
ということで、悪しからず。(メーカーは悪くないですよ。)
分解の写真を貼らせていただきます。
20年使ったプリンタを廃棄する。
その前に分解してみました。(今までありがとう。)
分解したプリンター。
外面のプラスティックは捨てました。
インクは、6色。 すごくきれいに印刷できるし、19年詰まり無し。
性能は文句なしでした。
分解していったら。
なんと中央部底まで、全部インクの捨て場(吸収パッド)でした。
うわー 厚い吸収パッドが何層にもなって、プリンタの中心部に配置されていました。
いままで、補充したインクはどこへ行っていたのだろうと思っていました。
だって、絶対に言えます。補充して印刷した量より、減った量の方が圧倒的に多いと。
でも理由がわかりました。 ここに吸収されていたんですね。
インク吸収パッドの大きさ。
手と比較してください。
最初は白かったのでしょう。真っ黒になったのは、すべて吸収されたインクです。
インクタンクのの下には、ヘッドクリーンしたインクをパッドまで導く機構がありました。
すごいです。 管をポンプにする機構。 まるで人の血液を送る体外ポンプのようです。
ヘッドを拭いて、余分なインクを吸う機構。
よくできていますよ。
この機構のために専用のモーターが付いていました。
この投稿は、20年も使ったすばらしいプリンタを褒めるものです。決して批判するものではありません。
そして、最新のプリンタに買い替えをしたほうが良いですよという思いを綴(つづ)りました。
買い換えたプリンタは、インク大容量。
ボトルで補充。 しかも印刷してもほとんど減りません。
プリントはもちろん、コピーが本当に便利。