点かないLED蛍光灯
両端給電式 写真の右側に黒い部分あり。
蛍光灯の劣化に見えますが、これはLEDなので、なんか変です。
点灯しないLED蛍光灯を分解してみます。
ネジなどはなく、はめ込み式。
はめ込みを外すように電極を抜きます。
100V電源は、両端から給電されるので、電線は1本でOK。
分解したところ、不具合部分がありました。 LED2個の周辺が焼け焦げています。
カバーにも煙がこびりついたようになっています。
焼けた部分の拡大 LED上の導体パターンが発熱して、基板が焦げたことがわかります。
その後導体(プリント基板の銅パターン)が焼き切れたことで、点かなくなったことがわかります。
電源回路に100Vを流したところ、焼け焦げた部分を含め、すべてのLEDが点灯しました。
組み立てれば使えそうです。
考察
LED基板上に、100V線(line)が設けられている。
写真の右側端子からの100Vを左方向の電源回路に送るパターン。
このパターンが、LEDに接近しているため、水分が付着し通電。
徐々に焦げて短絡した。 このときにヒューズが切れるようにパターンが消失。
この蛍光灯は、従来の蛍光灯器具を生かしながら、LED式に変更するためのLEDランプです。
このため、配線改造が楽になるよう、両端から給電するタイプと、片側から給電するタイプがあります。
今回の故障を考えると、水分が多いところに使う場合は、両端給電より、片側給電の方が良いかもしれません。