大容量インクタイプのプリンターヘッドクリーン記事です。
ヘッドクリーン前は、黒と青しか印刷されない。
購入してから15ヶ月。 電源入れっぱなし。
全く手入れせず、インクの補充もせず。
前面からA4用紙をボックスに供給するだけ。
それで良好に使えてきました。 すごい!
ところが、ついに色が出なくなりました。 黄色と赤が全く出なくなりました。
インクがちょっとつまり気味かな?という兆候はありました。
印刷の一部にかすれが入ったから。
でも、印刷設定を「普通」から、「きれい」に変えるとカスレは消えるので、そのままにしていました。
Y、M、PB(Photo Black)インクがほとんど出なくなりました。 印刷数768ページ
インクタンクのインクは、半分強残っています。
epson EW-M970A3T
買って満足できるプリンタです。 A3サイズまで印刷できて、A4スキャナも付いて、
無線LANで置き場を選ばず。
なによりインクがなかなか減らない。
ソフトウエアの更新が頻繁なところはちょっと・・ですが。
ヘッドクリーニングを、「プリンターのお手入れ」から実行
ヘッドクリーニングも最初は効果があったのですが・・・
プリントヘッドを直接掃除できないか。
強制的にヘッドをクリーニングできないか。と情報を探っても見つかりません。
おそらくその必要がないからでしょう。
「強力クリーニング」という項目があります。
おそらくこれを実行すれば、目詰まりは解消されるのでしょう。
ところが、これを実行できません。
「強力クリーニングを行うには、メンテナンスボックスの交換が必要です。 」
メンテナンスボックス? なにそれです。
プリンターの後ろ左下にあるパネルを外すと、メンテナンスボックスが外せます。
メンテナンスボックスを開けてみたら、インクがしみこんだスポンジが出てきました。
要するに、クリーニングに使ったインクの捨場ですね。
15ヶ月使っても、満杯ではないようです。
ただ、「強力クリーニング」では大量のインクが捨てられるのでしょう。
クリーニングボックスは1000円程度で入手できます。
スポンジを取ればよいのでは?とも思いましたが、チップが付いていて、廃棄インク量や個別情報が管理されているようです。
とりあえず注文したものの、「強力クリーニング」無しでなんとかできないか。
さっそく分解。 というか、外観を調べよう。
ヘッドがどこにあるのかもわからない。
なにしろ重いので、棚に置きっぱなしでしたし。
ヘッドは大きな黒い箱のよう。 これが、左右に移動する。
そこへ、大型インクタンクからのインクがチューブを伝わってヘッドへ供給される。
これはすごい。 ヘッドは外せないですね。 はずしたら、インクチューブ内に空気が入ってしまう。
あとが面倒。
プリンタは、手で押しても動かない。 電源を入れたときにガーッと左右に動くので、適当なところで、電源プラグを抜いて止めよう。
すると、右側部分。ホーム位置は、ヘッド掃除のパッドになっています。
動作していないときのヘッドをここに置くことで、インクの乾燥(固まり、目詰まり)を防いでいるのでしょう。
おそらく掃除は最小限のインクで済むのでしょう。
なにしろ、メンテナンスボックスは超小型ですから。
この技術で、大容量インク化ができたのだと思います。
印刷していないときも、ときどきカチャカチャと動いていたのはこの部分かな。
ヘッドクリーンパッド?をよく見ると、インクが溢(あふ)れて戻っているような感じ。
ここを掃除してみよう。
表面部分をティッシュと、お湯で掃除しました。
一回掃除しても、表面を少し押すとインクが滲(にじ)み出してきます。
内部にも相当に溜(た)まっている感じ。
綿棒も使って、スポンジを押して、ティッシュで吸い取る。
その後、「お手入れメニュー」にある「プリントヘッドのクリーニング」を実行させ、テストパターンを見てみました。
プリンタヘッドのノズルチェック。 みごとにきれい。
復活しました。\(^o^)/
プリンタヘッドの様子を視ると、パッドには吐出されたインクの色が虹のように並んで見えます。
今回は、結局のところプリンタヘッド面にはアクセス(接近)していません。
ヘッド面は見えませんでした。
ヘッドの掃除機構を掃除して直したということです。
きれいに復活してほっと一息です。
そうそう、印刷設定を「きれい」から「普通」に戻そう。
注文していたメンテナンスボックスと、ついでに入手した互換インクボトル。
これでプリンタ周りはしばらく安泰でしょう。
メモ:
メンテナンスボックスEWMB1