概要:SDカードに付いている、書き込み禁止スイッチが無くなった。
すると読み込めるが、書き込みができない。
スイッチ配線は、カード側ではなく読み書き機構側にあることを知った。
そこで、突起を造形してみたら書き込めるようになった。
経緯:デジカメを使おうとして。
デジカメにSDカードを挿入して、
カメラのスイッチを入れて、撮影しようとしたら、「書き込み禁止になっています」の表示。
SDカードを抜いて、書き込み禁止状態を解除しようとしたところ。 あれ? スイッチが無い。
正常なカードの書き込み禁止スイッチは、通常こんな感じです。 左右にスライドして切り替える。
SDカードは結構壊れる印象があります。
作りが華奢(きゃしゃ)なので、何かにあたってスイッチが取れてしまったのでしょう。
スイッチが無いと、書き込み禁止になってしまうのか。
これでは使えないではないか。 せっかくのシャッターチャンスが・・
なんとかならないか。
内部で、スイッチをジャンプしてみよう。
SDカードの殻をむりやり剥がしてみたら。
びっくり。 内部に別のメモリーカードが入っている。
内部から出てきたメモリーカードは、マイクロSDカードを厚くしたしたような感じ。
結構丈夫そう。
それは良いが、書き込みスイッチの配線は無い。
ジャンプしようという考えは甘かったか。
えー ではどこで書き込み禁止スイッチの状態を検知しているのか。
ジャンク(壊れた)カメラのSDカード部を見てみよう。
SDカードを抜き差ししながら調査
すると、スイッチは2箇所あって、SDカードの挿入を検出するスイッチと、書き込み禁止状態を検出するSWがあることがわかった。
なるほど。
SDカードで書き込み禁止状態に選択(スライド)すると、プロテクト解除? いや、逆かな。
とにかく、スイッチが作動。 (スイッチONで、書き込み禁止なのか、書き込み解除なのかは調べなかった。)
使え(書き込みでき)れば良いので、物理的に突起を作ってみよう。
小さな破片を、テープで固定して突起にしてみた。
結果はダメ。 書き込み禁止が解除されない。
プロテクト解除スイッチを押せないのか。
プラリペア(造形剤)を使って、しっかりした突起を形成してみよう。
プラリペアが硬化する前は、消しゴムのようにやわらかいのでカッターで整形できます。
書き込み禁止スイッチノブ作成状況。
もう少しトリム(削り)しないと。
最終状態。 書き込み禁止にはできませんが、デジカメでの使用は良好。
感想:
書き込み禁止解除って、昔良くやっていたフロップーディスクの書き込み禁止と同じなんだ。
フロッピーDISKが消えて久しく。 そのことを忘れていたので、今回は新鮮な発見だった。
SDカードは、まだまだ現役。 プロ用カメラではSDカードを二枚させるようになっています。
トラブルが多いのかもしれません。
普通に使っていても、いきなり壊れる経験をしています。
昔のこと、ノートパソコンで使用中に認識しなくなったSDカード
パチンという音がしたことを覚えています。