この記事の内容
・N95マスクなど、排気弁付きマスクの注意点
・不織布でマスク自作実験
・中国の廃棄マスク収集車
排気弁付きマスクの注意事項
マスクが買えない。売っていない。
とあきらめていたのですが、先日ホームセンターへ行くと、置いてありました。
ホームセンターでみかけたマスク。 3月16日
ただし、置いてあったのは主に粉塵作業用の排気弁付きマスク。
5個入で、2000円を超える高級品。
特に必要でないので、買いませんでした。
テレビでよく出てくる、いわゆるN95というものではないようです。
もっとも、N95はあくまで米国規格を得たというものですから、規格外のマスクの性能が低いとは一概に言えません。
ウイキペディアN95 油分以外の粒子を95%以上捕獲する。
弁付きマスクの動作
弁があるということは、マスクの細かい目に対し空気を一方向に流すことになります。
当然装着者が吸う方向にのみ空気が流れます。

ですから吸う空気は、マスクによって濾過され、粉塵などを吸わなくて済むわけです。

ところが、弁(べん)があることによって、吐く息の一部は弁を通じて、つまりフィルターを通さず直接放出されます。
これにより、マスクで吸着した物質(ほこりなど)が再度マスク表面から放出されることを防ぐ効果があります。
つまり、粉塵などはマスクで捕獲され、貯まります。
だから、使用可能時間があるわけです。(フィルター詰まりを起こすまでの時間。)
ここで、感染者が廃棄弁排気弁付きマスクをつけたらどうなるのか。
感染者が持つウイルスなどは、排気弁を通じて直接外気に放出されることになります。
ですから、医療現場では主に医者や、看護師など未感染の医療従事者が使うものだといえます。
ホームセンターにあったマスクの箱には、注意書きがありました。

注意事項:患者さんは絶対に使わないで・・ウイルス、細菌・・飛散させてしまいます。
ただしN95規格でも、排気弁の無いタイプがあるようです。
このマスクであれば、感染者(患者)が使ってもウイルスを出す率を低くすることができそうです。
吸う際に、若干苦しいかもしれませんが。

google画像検索「n95 mask without valve」の一部
つまり結論としては、弁付マスクを付(着)けている人がいたら、少しですが警戒した方がよさそうです。
マスクを不織布で作る実験
マスクは、ペーパーやガーゼなどの布切れで簡単に自作できる、という情報があることは知っています。
ここでは、不織布の打ち抜き型を試作してみました。
北海道の医師のyoutube投稿が興味深かったからです。

打ち抜きマスクなら、量産が容易。
マスクをして少しのウイルスを吸うことは、感染ではなく免疫を得ることに有効。
なるほど、打ち抜き型なら、レーザーカッターでも簡単に作れそう。

不織布 網戸用
材料の不織布は、網戸用というものを購入(980円)
選択理由は、密度が高めだったため。

耳かけまで作ると、意外に長さを必要とする。
40cmでは長すぎた。

耳掛けの位置を調整

使用感は、なかなか良い。
耳が痛くないし、フィット感が自然で、暖かく感ずる。

目の部分まで、大きくする実験。
一枚ものなので、目に来るようにすることも簡単。
これは面白い。
風邪防止より、美容マスクになるかも。
あと、危険物を扱うときの簡易型フェースガードもなりそう。
ハロウインの仮装にもいいな。 やらないけど。
気づいたこと。
不織布にも、引っ張りに強い方向と、弱い方向がある。
伸ばして耳に架けるので、特に横方向に伸びる必要がある。
結論: 今はいらない。 必要になったら作れることがわかった。
中国の廃棄マスク収集車
中国での感染対策が、先進的なことを知った。
とにかく動きが速いことには驚かされるとともに、感心させられます。

重慶 隔離終了後の街の様子
なんと、街を歩く人は全員、子供も例外なくマスクをしており、ゴミ箱にはマスク用がある。
そして、マスク専用のゴミ収集車がある。
日本より相当進んでますね。 (ビデオには演出があるかもしれませんが・・)
いずれにせよ押さえるべき点がわかります。良いところは見習わねば。