2021年01月29日

天井ライトレールの接続器具にペンダントスイッチを付ける。

目的

一般的には、あまり必要性を感じないかもしれません。
必要に迫られて製作(改造)してみました。

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ライトレールの接続部

接続部なので、機械的保持力と、電気的結合をする器具です。

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これをどうするか。 写真のように、スポットライト2個を部分的に消します。
右側が改造した接続部(ペンダントスイッチを付けた。)

なぜ必要性があったか。 この場所の脇にプロジェクターのスクリーンを設けたため。 部分的に照明を消したかった。


手段

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ペンダントスイッチを、木片にネジ止めする。

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電極を取り出して、分割(電気的切断)する。

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電極部切断はカッター(cutting player)で可能。

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切断した電極金具に電線をハンダ付け。 (真鍮なのでハンダ付け可能)

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電線引き出し穴を開ける。
熱硬化性樹脂か? 硬い硬い。 加工が大変。

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電線引き出し状況

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木片(スイッチ台)は、既存の穴を使って金属ステイで固定

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ペンダントスイッチの紐を引けば、ON/OFF可能。

一個作れば、他の接続部にも同様にスイッチを入れられることになります。


部品

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ペンダントスイッチ

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プルスイッチ

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プルスイッチ

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ジョイント

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ライティングレール ジョインタ
lighting rail jointer.

posted by 家庭用品修理士隊 at 16:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 墨田のYさん

オーブントースター(ピザ焼き機)を修理(サーモスタット不良)

ピザ焼き専門?

ピザ焼き専門モードがあるオーブントースター。(デロンギ社製)
しばらく前に購入したものですが、なんか焼きたくなりました。
ところが、購入したころから熱不足。 ピザが生焼け。
上面が温まらないし。 実は、購入時に落下させてそのままにしていました。
ヒーター切れかな?

石窯を再現させる? 石板が付属しています。

PIZZA焼きモードがあります。
後で気づいたのですが、ピザ焼きモードでは下のヒーターしか作動しません。
石を予熱するだけのようです。

上面を焼くには、スイッチを”TOAST”トーストにしないとだめでした。


分解

分解は楽そうで、意外と面倒。
ブリキ(鉄板)を組み合わせているので、微妙な曲げが必要。
鋭利(端が刃物のよう)なので、手袋必須。

全面扉(耐熱ガラス)の奥にあるネジが外しにくい。



結局、全部バラさないと、ヒーターにもスイッチにもたどりつけない。


検査


ヒーターは切れていませんでした。
サーモスタットの接点を、紙やすりで擦(こす)って正常になりました。

サーモスタット(Thermostat)の接点は、小さな一箇所。
周りは、バイメタルの位置(温度)を調整する機構。


電気系の全体写真
SW:回転スイッチ
THERMOSTAT:サーモスタット(回転スイッチ連動)
TIMER:タイマー(ぜんまい式)
HEATER-UPPER、LOWER:上部・下部ヒーター

概略結線図


不良原因と作動時の接点電気火花のようす。

電気系統の接点は、火花が発生するため、酸化や消耗で不良を起こします。
定期的な交換、復活処理(磨き)が必要です。

回転スイッチは、接点を磨きながら動かすので、復活しやすいのですが、サーモスタットやタイマーは開閉動作なので、一度不良を起こすと自動復帰しにくい構造と言えます。

スイッチ作動時の火花の様子を撮影してみました。
  

サーモスタット切り替わりときの火花

回転スイッチを切りかえたときの火花の様子。


結論

お餅もふっくらと、焦げ目も付いた焼き加減。
ピザもおいしく焼けそうです。

おもち。 焦げ目が付かないと、納得できません。 どうやら膨らみながら焦げています。

通電中の上面ヒーターの様子。
ただ、ちょっとヒーターの部分的な発熱(高温部)があります。(赤く光っている部分)
本来は、ヒーター全体が赤熱してほしいのですが。
まー おいしく焼ければ無問題です。

posted by 家庭用品修理士隊 at 14:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 墨田のYさん

2021年01月27日

新品電池を入れたのに使えない電池ホルダ

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日常的に小型ラジオとして使っているオーディオプレーヤ。
もともと単4アルカリ電池専用で、充電池は使用不可。 それを単3型充電池で使えるように電池ホルダを外付けしています。

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ところで、新たに買った充電池を入れると作動しません。 えっ?という感じ。

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なぜなら、買ったばかりの新品電池だし、電圧も充分出ています。
ニッケル水素電池の電圧は、1.2V程度で正常。 充電後なので1.35V(ボルト)も出ています。

なんで作動しないのだ。 何度も電池を入れ替えて、ようやく原因判明。

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原因は、電池挿入時の電極間隙間。 電極金具と電池の頭が、わずかに開いている。
これでは電気が流れない。

でも、なんで隙間ができるのか?

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電池ホルダのプラス(正極)側にある突起。 これが電池を入れた際に隙間を作っていました。
なにこれ? あー電池の逆挿入時の事故防止用だ。

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突起があると、電池を逆さまに入れても+側電極に触らない。
だから、通常の使用では気が付かない。

今回は、新品の電池でなぜ作動しないのか。

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原因は、電池の突起部の微妙な高さの違い。
新品の電池は、頭(突起)が少し低めでした。
なるほどー 原因判明。

対策

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突起を低く加工(切り取り)して、対処。

気づいてしまえばあたりまえの原因でしたが、最初は不思議に感じました。
この電池のどこが問題なのかと。

posted by 家庭用品修理士隊 at 16:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 墨田のYさん
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