コロナのワクチンをした腕が、磁石になった。 といった動画がアップされていると話題になっています。
笑えます。 もちろんアップ主は冗談(ジョーク映像)としてアップしているのだと思います。
ですので、本気にするのはどうかと思います。
それで思い出しました。 磁化(マグネット化)の話です。
ドライバの先端が磁化していると、ネジが着いてきます。
結構便利だったりすることもあります。
ところが、磁石が邪魔になって逆に困ることもあります。
時計などの精密機械は磁石を嫌います。
磁化、脱磁(磁石にしたり、消してもとに戻す)が簡単にできれば便利です。
実は磁化は簡単ですね。
強力な磁石をドライバの先端に着ければ、鉄に磁石が移るような感じで磁化します。
ドライバの先端が、弱い磁石になります。
脱磁するには。
脱磁にも、磁石を使います。
ただし、+ー(NS)を変化させながら徐々に弱くしてゆくという操作が必要です。
磁石を回転させなから、離してゆくイメージです。
面倒ですね。
金魚ポンプを使う。
そこで簡単に脱磁を行う方法として、金魚(熱帯魚)の空気ポンプ(エアーポンプ)が使えます。
こんな感じのエアポンプ。 ゴムが劣化して故障していても使えます。
新品でも、分解して脱磁に使って、戻せば良いですし。
エアポンプは、鉄心のそばで磁石を動かすことでポンプを作動させています。
家庭電源は、50ヘルツ(または60ヘルツ)ですので、磁石が一秒間に50〜60回動いているわけです。
で、この磁石を使っても良いのですが、鉄心そのものに磁界が発生していますので、鉄心だけで消磁できます。
電源を入れて、鉄ドライバを鉄心に触れさせるだけ。
すると、磁化したドライバ先端は、強力な磁力変化を受けて、+−(N極S極)が変化。
そーっと離せば脱磁しています。
(脱磁が一時的な場合もあります。)
着磁
反対に、ドライバ先端を磁化させたかったら、磁石を当てるだけです。
強力マグネットで、簡単に磁化させられます。
写真のドライバは、もともと磁化されていたと思います。 マグYネットドライバ。
着磁と脱磁の様子映像