2021年07月02日

ホットプレート 電源ランプ修理・改造

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スイッチを入れても、ランプがつかない。

ミニグリル。 久しぶりに出して使ったら、ちょうど良い大きさで気に入っています。
スイッチを入れるだけの単純操作なのですが、ランプがつかない。

ということで、直してみました。 ついでに小改造。
ヒーターが入ったときだけ点灯するようにしてみました。


修理

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分解。 ねじを外すだけですが、ちょっと硬いかも。

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作りは非常によく、信頼感があります。

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電源ランプは、スイッチの中にあります。
100Vを加えても点きません。 これは不良ですね。

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スイッチの中に、ネオン管が入っています。

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スイッチ内部拡大

ネオン管も、抵抗器も、特に問題なさそう。

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結局組み立て構造が挿し込み式で、接触不良と思われるので、半田付けしてみました。

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今度はつきました。

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修理完了です。

ただし。ちょっと不満です。 このライトは、スイッチを入れたときに点灯するだけです。
ヒーターが入っていますよ。 という意味ではありません。

でも、スイッチは、入れた位置でわかります。


改造

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ちょっと配線を入れ替えて、一本追加。
銅線と、耐熱チューブを使って追加配線。
ワット数が高いので、カシメで結線

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改造前は、スイッチを入れるとネオン管は点灯しっぱなし。
改造後は、スイッチを入れ、温度スイッチが入ったときだけ点灯。

これで改造完了です。


測定

ヒーター動作を測定してみました。

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データロガー(信号記録装置)を使用。 日置LR8431

・横目盛りは一コマ1分、縦目盛りは一コマ30度C
・オレンジ色波形は温度。緑色はヒーター動作。

説明:スイッチを入れると、3分で150程度に温度上昇し、ヒーターが切れる。
その後、約2分で温度スイッチが入り温度上昇。 その後2分で再び温度スイッチが切れる。
10分で電源オフ。温度は徐々に低下。

(温度スイッチは、ホットプレートの中央裏に付いたボタン状の部品。)

要するに、空焚きの場合。 1分オン、2分オフを繰り返し、温度を一定以内に保つ。 150Cから170C程度。


機器データ
TSK-2131P EUPA GRILL・PETITE
100V 700W 温度ヒューズ192度C

posted by 家庭用品修理士隊 at 12:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | 墨田のYさん
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