キャリングバッグも使わないときは保管場所に困るものの一つなのですが先日、家人からこの先使う見込みがないので廃棄したいのだけど一般ごみではそのまま出せないので分解できるものならもう少し細かくならないものかと言われました。
このバッグは購入したものではなく何かの景品に当選したとき送られてきたものなのですが、大きさが中途半端でこれまで一度も使われたことはありません。
布張りなので、こんなものたやすく分解できるものとばかり思ってましたが意外に手ごわかったです。

すぐに困ったのはドライバーで回せるネジ類が全く使われていません。 カシメによる締結だけですし布の四隅の外枠も太い鋼線のようでとてもペンチ程度ではカット出来ません。 ピアノ線カッターはもとより持ってないし困りました。

取っ手とかキャスター類は全てカシメで取り付けられています。

そこで先日タワー型PCの筺体をリベットの頭をとばして分解したYさんの記事を参考に同じことを試みたのですがカシメの部材がアルミではなくもっとも硬い金属のようで電動ドリルでは歯が立ちません。
少し削れるのですが結局ドリルが折れてしまいました。

外側からダメならば中からならばと期待したのですがカシメの保護キャップを取るだけで精いっぱいでした。

仕方ないので布部分については、カッターでもハサミでもなんでもいいのですが切り取ることはできるのでそちらを先に・・・・・

次に困ったのはバッグ内の骨組みの柱となっている枠ですが硬質プラスチックだろうと思ったのですが、ピラニアのこぎり(自分にとっては初体験)で切り始めてみると白い粉末が出てきました。 どうもアルミ素材らしくこれが意外に硬くてのこぎりで切り進めることは出来るのですが刃がボロボロになりそうなので途中でやめました。

結局のところ枠については切断することができずカシメも同様に歯が立たないので布部分を強引に剥ぎ取って終了。
もうバッグとしての外形を留めていないので、一般ごみとして廃棄することができます。

メーカーがACEだったからなのか分かりませんが、布を除いて他の部分は予想外にシッカリ作られていました。
はじめは電気掃除機の分解よりは手こずらないで直ぐ終わるだろうと考えていたのですが、さにあらずでしたね。
ネジで組み立てられていないものは分解は大変だと痛感させられました。
一回も使っていないなんてもったいない。
懸賞で当たった商品は、ものが良いイメージがあります。
オークションで売れそうですが、それでも1000円位なんでしょうね。
枠の堅牢さが良く伝わってきます。
飛行機やバスの荷物室などで投げられても壊れない設計なのでしょう。
でも、最後は身をもってACE製品の堅牢さを証明しましたね。
使われずに勿体ないと後悔も少しあるのですが大きさが何しろ中途半端なんですよ。広角で撮っているから大きめに撮られてますが実際は小さく、この手のキャリングバッグで困ることの一つに車輪の間隔が狭いものだからバッグを引っ張ってるときに凄く不安定で裏返ってしまうことがあります。駅、空港でもよく見かけますけど・・・・ かといって持ち上げてキャリーするには使いずらく普通のシンプルなものの方がマシです。 保管しておいても結局場所だけ取ってどうしようもありません。