2014年12月04日

グルーガンの修理。 切れないヒーターなのになぜ故障?

グルーガンを直しました。
工作などで結構便利に使えます。
もちろん修理にも瞬間接着に近い硬化が便利です。

100en

なんと100円ショップで108円で入手できます。

信じられない安さです。

ですから壊れたら買えば良いのですけどね。

今回直そうとしたのは、構造が見たかったことと、こんなものが壊れるのかという興味からです。

なぜかというと、ヒーターを使わずPTC素子という発熱体を使っているからです。


PTC素子:サンマックス自ら温度をコントロールできるヒーターとは?より

引用 〜PTCヒーターは、スイッチを入れた後、電流が流れて温度が上がると次第に電気が流れにくくなる特性を持っています。
一度温まると無駄な電力を消費しない賢い発熱体です。

温度が上限に達して安定すると消費電力量が一定に抑えられるため、省エネといえます。 〜 引用


要するに、温度が上がると抵抗も上がるので、電流が下がり温度も下がる。 そうすると一定以上に温度があがらず、サーモスタットなどの温度制御が不要な構造です。

ですから壊れないと思っていました。

修理---------------------------------
故障:単純に温まりません。(注:100円ショップで購入したものではありません。かなり前の製品です。日本製)

分解

ミニグルーガンを分解すると、きれいな単純構造です。
グルースティック(ボンド棒)の送り機構が絶妙な作りです。

 

ヒーター抵抗無し

ヒーターをテスターで見ると抵抗がありません。
つまり切れています。

ヒーター部の分解
ヒーター部を分解すると、見慣れない部品がでてきます。

発熱体

発熱体は、セラミックコンデンサのような部品です。
最初から端が折れたようになっています。
これがPTC素子? よくわかりませんが、とにかく表面は低抵抗です。

 

ヒーター構造

よくわからない発熱体を、単に電極ではさみ、ゴム管で圧力を与えているだけです。

今回は、ゴムのへたりで圧力が下がって、電極が離れただけのようです。

仮テスト

発熱体(ヒーター素子)を電極ではさみ、シリコンテープで巻いてみました。 これで100Vをかけると、130-170度程度で落ち着きます。

電極耐熱電線

電極からは耐熱電線が使われていますが、200度になっています。 つまり、200度以下にしかならないという設定だとわかります。

戻す

ということがわかったので、圧力をかけるためにシリコンテープを詰めました。

正常

その後は正常になりました。
やはり切れるものではないですね。

 

 

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シリコンテープは耐熱温度200度以上

 

関連記事:>ホットボンドは、汎用性の高い一番便利な接着剤だと思います。

posted by 家庭用品修理士隊 at 18:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | 墨田のYさん
この記事へのコメント
100円と云えども自分はグルーガンは未だ持っていませんが、こういう構造だったんですか初めて知りました。
ダイソーなどで商品は目にしてましたがAC電源コードまでついている電熱ガンなので他の100均商品よりか立派そうで、これが本当に100円なのかと? 思ってました。
ヒーターの不具合直せるもんなんですね感心しました。
Posted by 横浜のT at 2014年12月04日 23:57
百円ショップが大好きでよく見て歩きます。 グルーガンは見かけていましたが、なんに使うのか知りませんでした。接着につかうのですね。 PTC素子という言葉自体初耳です。それにしても恐るべし百円ショップですね。
Posted by 浦安のI at 2014年12月08日 11:44
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