グルーガンを直しました。
工作などで結構便利に使えます。
もちろん修理にも瞬間接着に近い硬化が便利です。
なんと100円ショップで108円で入手できます。
信じられない安さです。
ですから壊れたら買えば良いのですけどね。
今回直そうとしたのは、構造が見たかったことと、こんなものが壊れるのかという興味からです。
なぜかというと、ヒーターを使わずPTC素子という発熱体を使っているからです。
PTC素子:サンマックス自ら温度をコントロールできるヒーターとは?より
引用 〜PTCヒーターは、スイッチを入れた後、電流が流れて温度が上がると次第に電気が流れにくくなる特性を持っています。
一度温まると無駄な電力を消費しない賢い発熱体です。
温度が上限に達して安定すると消費電力量が一定に抑えられるため、省エネといえます。 〜 引用
要するに、温度が上がると抵抗も上がるので、電流が下がり温度も下がる。 そうすると一定以上に温度があがらず、サーモスタットなどの温度制御が不要な構造です。
ですから壊れないと思っていました。
修理---------------------------------
故障:単純に温まりません。(注:100円ショップで購入したものではありません。かなり前の製品です。日本製)
ミニグルーガンを分解すると、きれいな単純構造です。
グルースティック(ボンド棒)の送り機構が絶妙な作りです。
ヒーターをテスターで見ると抵抗がありません。
つまり切れています。
発熱体は、セラミックコンデンサのような部品です。
最初から端が折れたようになっています。
これがPTC素子? よくわかりませんが、とにかく表面は低抵抗です。
よくわからない発熱体を、単に電極ではさみ、ゴム管で圧力を与えているだけです。
今回は、ゴムのへたりで圧力が下がって、電極が離れただけのようです。
発熱体(ヒーター素子)を電極ではさみ、シリコンテープで巻いてみました。 これで100Vをかけると、130-170度程度で落ち着きます。
電極からは耐熱電線が使われていますが、200度になっています。 つまり、200度以下にしかならないという設定だとわかります。
ということがわかったので、圧力をかけるためにシリコンテープを詰めました。
その後は正常になりました。
やはり切れるものではないですね。
シリコンテープは耐熱温度200度以上
関連記事:>ホットボンドは、汎用性の高い一番便利な接着剤だと思います。
ダイソーなどで商品は目にしてましたがAC電源コードまでついている電熱ガンなので他の100均商品よりか立派そうで、これが本当に100円なのかと? 思ってました。
ヒーターの不具合直せるもんなんですね感心しました。