2015年04月16日

エコフライパンで一酸化炭素?

家庭用品を気にしていると、新聞の記事でもつい製品に関するものに目がゆきます。

今回の記事は、「ほんとうなの?」という思いがしたニュースです。
底面にヒダが付いた燃焼効率の良いエコのフライパンを使うと危険だからリコールしたというものです。

逆にそういうものであれば、自分の常識を変えなければいけません。

エコフライパン

2015年4月4日読売新聞より


写真を見ると、フライパンの下にギザギザのヒダがついているだけです。 これをコンロの上に置いて使うだけだと思います。 なべ底の表面積を増やす工夫ですね。

火(炎)は溝に入るでしょうが、ガスが入るわけではないでしょう?
下で燃えた炎には酸素が十分供給されていると思うのですが。

少なくとも炎の回りを囲んで、空気の流通を妨げるようには見えません。

niteのエコフライパン実験
NITEのパンフレットより。

なべ底に触れた炎が冷やされて、一酸化炭素が発生するということでしょうか。

いずれにせよ、メーカーはリコール(無償回収)するようです。 (台所のガス・CO警報機が鳴動したという理由。)2万個以上売れているようです。

 

参考:

エコ等をうたった鍋、釜、フライパン等によるCO中毒の防止(nite製品安全センター)
都市ガスの成分(東京ガス):メタン89.6%13A

・メタンの化学式はCH4 (ウイキペディア

 

 

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家庭用品修理士隊

posted by 家庭用品修理士隊 at 10:44 | Comment(1) | TrackBack(0) | 墨田のYさん
この記事へのコメント
このようなニュースがある事は知ってましたが、フィンの部分などに用いられている何がしかのCOATING剤が炎で気化してガスが発生するものとばかり勝手に思ってましたがそうでは無いんですね。
一酸化炭素の問題はさておき、このような形状のフライパンは収納のしずらさに加え重量も増すだろうし調理のときにフライパンを揺すりたい場合にも扱いにくいように一見したところでは思えます。2万個も売れたというのも少し驚きました。
Posted by 横浜のT at 2015年04月17日 23:23
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