以前、大手の家電メーカーの商品以外のLED電球が早期に点灯しなくなった事例を紹介しました。
今回は信頼していた大手S社の製品もやはり早期にダメになりました。 症状は前回と同じで突然消えてしまい、仕方ないので一旦SWをOFFにして暫くたってONにすると再び点灯するものの数分後にまた消えてしまいます。
2011年頃購入した物なのですが一応定格寿命40000時間だったと思うのでこの時点でいかれるには少し早いかな?と思います。
確かLED電球が出始めた頃の製品でしたから4000円以上で購入しました。

廃棄の前に大手の製品はどのような作りになっているのか見ておこうとして、前回O社の製品を分解したときに修得した方法に習ってプライヤーで軽くドーム部を挟んだところいきなりパリンと割れて危うくケガをするとことでした。
この部分はプラスチックで出来ているという先入観があったので疑いもしませんでした。
さすがに大手の製品ですね。しっかりガラスが使われていました。

O社と比べるとS社は作りも丁重です。
ガラス部とのはめ込み部にはOリングまで使われており湿気が極力入らないような配慮もされています。


基盤部は充填剤が隙間なく綺麗に埋め込まれており、これ以上の分解は不可能でした。
これほど隅々まで配慮がされているにも関わらず40000時間まで使えなかったのは残念。
どうも出始めのLED電球はメーカーを問わず品質が安定しないうちに世に出てきたような感が否めません。
最近は空冷では不十分ということで水冷のLED電球も販売されているようです。
現在販売されているLED電球は分解した経験は無いのですが、手に乗せた感じでは昔のLED電球は随分ズッシリしていますね。 シールが多量に埋め込まれているから?

部品に綺麗に黒いシールが隅々まで充填されている様子から、昔スターウオーズでハン・ソロがジャバダ・ハットに炭素冷凍された場面を連想しました。
スターウオーズの数多くの名場面集のなかでも、この場面は特に印象に残るシーンではないでしょうか。

Amazon.comのH/Pから
タグ:LED
昔の天井灯は1灯単位のON/OFFしか出来なかったので蛍光灯単体での負荷は軽減されませんでした。