家庭用品修理士隊員各位
当ブログ閲覧様 各位
このブログを見た方が、我々を修理のプロと思ったらしく、製品の不具合の相談メールがありました。
ファンの騒音がひどいというものです。
確かに元は修理のプロだったんですが、分野もありますし、同好会レベルですと返答し、写真が無いと何もわかりませんとお伝えしておりました。 写真をUPすれば良い修理のヒントがあるかもとも。
すると写真をいただきました。 見るとこれが特殊なファンでして、「うっ これは」と考えているうち日にちばかり経ってしまいました。 申し訳アリません。
写真にあったBL-700HAという型番でだいたいわかりました。
アマゾンでも入手できるので、特殊ではありますが結構広範囲で使われているのでしょう。
興研株式会社のページより。
このページの説明を読みますと、マスク内をフィルターを通した空気で正圧(陽圧)に保つことで有害物質の侵入を阻止するとのことです。
そして、息を吐くときにはファン(ブロワー)を停止させる機能を持たせています。
うるさいということですので、作業中に騒音を撒くダーズベーダーのようになっているのかもしれません。
とりあえずは、ファンを分解してみる必要がありそうです。
・内部に異物があれば除去。
・ファンがケースに接触しているようであれば、調整
・ベアリングが不良であれば、交換
というようなことだと思われます。
ただし、石綿であれば微細な粉塵がやっかいですね。
他に何か良いアイデアはありますでしょうか。
タグ:修理
添付の写真から結構使い込まれていて、ファンにも結構粉じんが付着してるのでは? と思わせられます。
ただしファンのNOISEが一般の家電用品であるなら兎も角、何といっても粉じん対象がアスベストでしたら、個人的な分解清掃でシール類も含めて密着性などの本来の性能を保障出来るのか疑問が残るのでキチンとしたところで修理してもらったほうが無難と思います。
ということは、ファンblower部のsealing(封)がしっかりしているということです。
写真から、はみ出したシール(sealant)の一部が白く見えています。ガスケット(gasket)も使われている感じです。 分解の際にはgasketを破損させる可能性がありますので注意が必要です。
あるいはガスケットが内部で変形してblower(ブロア)のfin(羽)に接触してstrange noise(異音)を発生させているのかもしれません。
ただし、そうだとすると設計寿命を超えた使用ということになります。