初代だと思います。 相当な昔に入手したipod s/n5C724***
10年以上前の当時は、こんな操作性の良くないかっこだけの機械がなぜ売れるのだろうと不思議に思ったものです。
連続再生か、シャフル再生しかできないわけですから。
そのせいで、他にも買ったせいか、ほとんど出番なくしまわれていたのですが、ある曲だけ覚えたいとか、特定の語句を暗記したいなどというときに、専用にするとすごく便利だということで良さを再認識しています。 今は便利に使っています。
CopyTransManager.exeを使うと、ituneを入れる必要がなく曲の入れ替えに便利です。
ある日使っていたら急に電池切れ。
しかし、充電できません。USB端子をいろいろ買えてもだめです。
そこで、電池交換にトライしました。
といっても、交換用の電池があるわけではなく、電池の外付け改造をしようという目論見です。
結果的に、電池は悪くなく、充電方法が悪かったということに気づき、再度組み立てて使っています。 ただし、電池の保護回路を交換したことになりました。
前置きが長いですね。
分解ですが、ネット情報を見ないで自力でやってみました。
外部にはネジが全く見えません。
プラスティックの板を外すしかありません。
虫ピンを使いましたが、少し変形してしまいました。
熱すればよかった。
スイッチ機構が細かいですね。
ネジも小さいですが、時計にくらべれば十分過ぎるくらいに大きいです。
両側を外しました。
スイッチ側から内部を押します。
回路が出てきました。
基板部。 スイッチ部の金属板に指紋がしっかり残っています。
こういうのは恥ずかしい感じです。
性能には影響しないのですが。
基板の反対面に、リチウム電池と、イヤホンジャックが見えます。
リチウム電池は意外にきれいです。
携帯電話の電池でよくある膨れがありません。
素直に抜けてきたことからもそれは言えます。
赤と黒の電線に電圧がありません。
リチウム電池は0Vにはならないので、これは制御回路不良か、断線を疑います。
電池を分解してみます。
普通はここまでやらないでしょうね。
制御回路がモールド化されて非常に綺麗に見えます。
生電池の両端電圧を測ると4V近くあります。
これは制御回路が悪そうです。
似たような電池(使っていない)から制御回路を取り出して移植してみます。
移植後のipod用電池(こんどは電圧が出力されています。)
仮接続して作動を確認。(電池表面のLi-ion Polymerの文字が読めます。 616-0278 3.7v FADAP1SP1)
充電中には本体が暖かくなります。
理由は電池の発熱かと思っていましたが、隣のICが発熱源でした。 電池はほとんど平熱(室温)です。
その後組み立てて使用しています。
そして気づいたことは、充電に際して、作動中のパソコンのUSB端子に接続しないと充電されないということ。
最近は、USB電源アダプタで充電していました。
これが原因で充電されなかったのかもしれません。
確認のため、外した制御回路を電池につけてみたところ、正常に出力しています。
ということは、電池容量不足で出力を遮断していた状態だったのかもしれません。
ということで結論は、iPod shuffleのバッテリーは意外に長持ち。
バッテリは入手できるようですが、この記事のipodは第二世代なのかどうかわかりません。
ですので、以下の電池が使えるかどうかは不明です。
カメラもそうですが互換バッテリーは使えるものを見つけるのが難しいですね。