25年以上前に購入した時計。200m防水仕様なので家電店などで電池交換を依頼すると防水機密試験も含め4000円から5000円程度費用がかかります。
それでも末永く使い続けていきたかったので、最初の3回ぐらいは機密試験込みで交換を依頼してました。
しかし流石に、潜水はおろか海水浴にも行かないし水仕事もしないのに200mの防水が必要なのか? と思いはじめ機密試験不要で、さらに電池交換も自分でやろうと決めたものの、裏蓋がねじ構造になっているので裏蓋の爪に引っかける専用ツールが必要。 他の道具でこじっても開けられるく可能性はありますがツールが滑ったりして蓋に傷はつけたくなかったので思い切って専用ツールを購入しました。(昔のことなので値段は忘れましたが、そんなに高くは無かったと思います)
これを使って今日まで順調に電池交換できてますから十分元は取れました。

この腕時計は自分にとっては当時高い買い物でしたから時刻もさぞ正確だろうと期待したのですが、意に反して買った当初からクオーツにしては精度が悪い(進む)のが不満でした。
どこで得た情報だったか忘れましたが、調整スクリュー(発振周波数を調整?)が存在することを知り、よく見るとこの時計にもそれらしきスクリューを見つけて、少しずつ回転させながら様子を見ることを繰り返してるうちに次第に精度を増してきましたが、複数回裏蓋を開け閉めする必要性からここでも専用ツールが活躍しました。

別な話題で、安物の時計の話ですが2年ぐらい以前にホームセンターでビニール袋入りの時計が数多くあるなかで電池交換10年不要で10気圧防水の時計が目に留まり2000円程度だったので思わず大して期待もせずに買ってしまいましたが、これが良い方の期待外れでした。
とにかく正確で、電波時計では????
これまで時刻合わせをした記憶が無いとは云いませんが誇張すればそれに近いです。
ムーブメントの調整が良かった物に当たったようですが、時計は値段だけでは良し悪しは分からないものです。
惜しむらくは時計バンドの厚みが薄いので装着感が良くないですがこの値段だから仕方がないとは思います。
多分本体は10年もつかも知れませんがバンドがもたないのは明らか。。。
この手の時計は仮にバンドを交換すると本体価格ぐらいするでしょうから多くの人は余程、愛着等がある場合を除きバンドが切れたら時計の寿命と考えているのではないでしょうか?
それにしても防水機能についてはこの手の商品でも10気圧防水ですから大したものだと評価すべきか、あるいは機密性を保つことは思っているより簡単なのか。 どうなんでしょう?

頑丈なゴム製のバンドでした。あるとき、落としたときに打ちどころが悪かったようでお亡くなりになりました。電池交換する間もなかったです。
温度補正するデュアルクオーツが使われるまでは、結構狂いもあったのだと思います。
今は安くても正確なんですね。自分の場合、腕時計は使わなくなって長いのでみんな電池切れです。そのせいで、使えるものは親父の形見のゼンマイ式しかありません。機械式の耐久性はすごいです。
そういえば防水機密試験って、どうやってやるのだろうと調べてみましたがわかりません。
単純に水圧をかけた場合、試験不合格の場合には内部に水が侵入して壊れてしまうのかなという疑問です。
試験方法はわかりませんでしたが、雑学知識を得ました。
潜水用腕時計には、時計の内圧を逃がす弁のようなものがついている。
なぜなら、飽和潜水では加圧時にヘリウムや水素が時計内部に侵入し、減圧時に時計ガラスが外れてしまうそうです。外部圧力だけでなく、内部圧力にも対策してあるということです。 知らなかった。
潜水するために、船の上でベル(加減圧室)に入って加圧し、そのままベルごと海底に沈め、そこからハッチを開けて海中へ出る。当然時計も高圧ヘリウム下にさらされる。
ヘリウムは原子が小さいので、パッキンをすり抜ける。
へー。 でも、それならなぜ減圧時には時計内部の高圧ヘリウムがパッキンをすり抜けて放圧(減圧)されないのでしょうか。 ガラス部は内圧に弱い作りということか。
ベルでガラスが飛んだ。ガスエスケープバルブ http://mogura.ejltc.com/rolex/1665vol1.htm
飽和潜水https://goo.gl/MYvZ3f
ヘリウムは熱伝導性が高い。 深度潜水では、酸素、水素、ヘリウムの混合ガスを使う。
飽和潜水の記録は701m。加圧減圧に39日。
まるで宇宙旅行ですね。
機密試験は全くの自己推測ですが密封容器に時計を入れて何らかのガスを注入し時間経過と共に圧力の低下があれば時計の機密性が悪いというような方法ではないかと勝手に思ってました。
以前短期間働いていた会社で対潜哨戒機の主翼のフロントスパーを張り替えるという大修理を見ていたときに、インテグラルタンクなのでスパーは燃料タンクの前部の部材も兼ねているので交換後の燃料のリーク確認は燃料を注入後に確認するのか? 聞いたらプライマリーな確認方法は主翼内にガスを注入して圧力低下の有無で判断すると云ってました。 そこでOKであればその後燃料を入れたあとにリークが新たに見つかったという経験はこれまで無いそうです。
かなり精度が高そうな様子でした。
但し、過去に圧力を規定値以上かけすぎて主翼がパンク?したという大事故も経験したということですから怖い作業でもあります。
特許公報でちょっと調べたら、一方法を知りました。
時計を水に入れて圧力をかけ、取り出してホットプレート上で60度に熱し、ガラス部分に20度の湿り布を被せる。このときに、ガラス内部が曇ったら試験不合格だそうです。特開2006-105654
あと時計の防水試験機の機械を説明するサイトがありました。
これによると、空気圧をかける方法と、水に入れて泡を見る方法があります。
ただし原理が良く見えません。
http://ginzo-buy.jp/tokeikobo/water_proof_checker/