家人から目覚まし時計のアラームセットが出来ないから時計を買い換えて欲しいといわれました。
いきなり買い換えるといっても4000円から5000円程度はするのでそう簡単には・・・・・・
不具合箇所を確認してみるとアラーム時刻合わせの進む方向のセットボタンが反応しません。(戻る方向は支障ないので不便ですが、気長に押し続ければセットは可能。でもすこぶる不便)
折角の電波時計で、他の機能は全く支障ないので、これで買い換えるというのはあまりにもったいなさすぎます。
恐らくSWITCHの接触不良だろうから、それを何とかすればいいだろうと思いました。

前面からはアクセスできそうもないので、とりあえず裏蓋を開けてみます。
クオーツ時計は構造がシンプルで助かります。 アラーム音の強弱を調整する電気的な回路は有りませんが、もしうるさいと感じるのであれば裏蓋のブザーと接触する面にテープを好みの厚さ貼ればある程度調整可能。
(この時計も当初より一枚貼ってありました。)

裏蓋を外してさらにビス4本を外したら、前面のカバーも取れて簡単にSWITCHにアクセスできました。

SWITCHはこれ以上分解出来ないようなので接点クリーナーをSWITCH全体にかけて・・・・・・

指でSWITCHをゴリゴリしたらクリーナー液が浸透して接点がクリーニングされて元にもどるだろう? と安直に考えていましたが、少しは効果があったようですが時刻セットは、たまに表示が変わるくらいで残念ながら殆ど効果なし。

半田を溶かしてSWITCHを交換すれば済む事なのですが、このような細かい部品を扱っているSHOPは近所にはありませんし、電車賃をかけて秋葉原までいけば入手できるでしょうけど、それなら新しい時計を買った方が安く済みそう。
仕方が無いのでSWITCHの接点を直接クリーニングすることにしました。
もうネジで止めているという構造ではないのでナイフで・・・・・

上面のカバーを外すとハヤブサの着陸カプセルのような色をした金属が現れました。

その金属版を取ると接点が現れます。

ヤッパリ接点が錆びており、クリーニング液が多少かかったくらいでは効果が無いことがわかりました。

ベビー棉棒にクリーニング液を染み込ませて直接ゴシゴシ磨きました。

金属の円盤のほうも同様に念入りに磨きます。
このSWITCHの構造は、この円盤がコンタクトレンズのように少し湾曲した作りになっており、指で押すと少し大げさですがパコンというフィーリングで円盤の真ん中の面がへこんで受け側の金属と導通ができるというシンプルで小型化にできるという構造になってました。

弱点はヤハリ使っているうちに接触不良を起こしやすい事でしょうか????
今回は念入りなクリーニングによって時刻セット機能は回復して、時計を買い換えるという事態は免れましたが、円盤部
を余りにも念入りに押し付けて磨いたために円盤が少し変形してパコンというフィーリングが無くなってしまいました。
もっと優しく磨けばよかった・・・・・

アラーム時計の目覚まし時刻セットは半機械的なものがいいと自分は思います。
今回の時計のように液晶セットタイプはSWITCHが壊れていなくても、そもそもセットしずらい。
↓ の時計はもう30年以上使い続けていますが、いまだ健全です。

タクトスイッチ例
デジタルで時間を見ても、結局脳内変換で文字盤に置き換えていますもの。
>スイッチ・・・
普通のタクトスイッチに見えますが、サイズが違うのでしょうか?。
タクトスイッチなら、ちょっとした家電をばらせば、沢山ハック出来ると思いますよ。