2017年07月14日

スマホ充電で感電とか。 ひげ剃りは、なぜ大丈夫か分解してみました。

スマホ充電で感電

2017.07.14 とくダネ!(フジテレビ)放送画面の一部より

とくだね!という番組。 ときどきすごい特ダネがあるので録画して見ています。
今日は、スマホを充電しながら風呂で使っていた米国での女性が、感電死したというニュースでした。
悲惨な悲しい話です。 ご冥福をおいのりします。 同様例で、中国ではスマホに着信があったのでシャワーから出て、濡れた手でスマホを掴んで感電したとか。(充電中)

その流れで、上の説明イラストを流していました。 洗面所、台所は水を使うので、感電の危険性は高いと思います。 ただし、商用電源100Vで充電中の危険はわかりますが、台所で使っているのはモバイルバッテリーです。
モバイルバッテリーは、純粋な電池ですから、電圧は5V程度です。 これを危ないとするのは、やり過ぎではないかと思います。

充電中の電池への電流・電圧で感電するわけではありません。 100V(中国では200V以上)の充電アダプターから、本来漏れてはいけない電源電圧が充電コードを伝って直接人体に触れた状態が感電です。
ですから、感電したときは、充電アダプターに絶縁不良があった可能性があると思います。

その後、小倉さんが良いツッコミをします。「シェーバーも電源入れてつかうけど、危ないの?」
アナウンサーは、「何か特別な機能があるのだと思います。」などと説明。

ふーん。 特別な機能? というか、感電時に自動遮断する漏電ブレーカーのことを説明しないのはなぜ?
安心させないようにする配慮かな。

そういえば、洗面所のシェーバー。 しばらく前に電池切れ。
ずっとACコードで使ってます。 この際特別な機能があるのか見てみよう。ついでに電池も変えよう。


シェーバー分解:

シェーバー

シェーバー (ひげそり機)

海外有名メーカーのひげそり。 日本でも人気

ネジは2本だけ

ネジは2本だけで、アーレン(六角頭)ねじですが、マイナスも付けてあります。
特に分解阻止機構はありません。

内部

シンプルな構造に見えます。 モーターと充電池。そして充電回路。
よく見ると電池が小さめ(短め)

電池の寿命

電池からは少し液漏れしたような跡。 通常の経年劣化ですね。
ニッケル水素型なので、交換は容易でしょう。


特別な機能:
さて、分解したので、感電させないような特別な機能はなんでしょう。
基板の下

上の基板の下に、もう一枚基板がありました。
これが特殊機構?
これは、充電制御回路ですね。 IC(集積回路部品)が載っていて、LEDがあるだけ。
充電回路の制御と、使用中のLED表示。電池切れは赤点滅とかさせる回路です。

ですが、特別な工夫が見られます。
あちこちにある樹脂部品。この写真では、基板と基板との間に白い樹脂が見えます。
これらは絶縁に良く働きます。
結局、感電させないような工夫としては、多くの樹脂部品によって絶縁させている。ことだと思いました。

手が触れる筐体(ボディー)も完全な樹脂部品です。
ネジ周り

ACコードが入るコネクタも絶縁性能が良さそう。
ネジの周りも完全絶縁。
これなら外部に電気が流れ(漏れ)ようがありません。
つまり感電しないということですね。


電池交換:

調べついでの電池交換です。
ACコード(100V)で使っていたので、電池交換の必要性をあまり感じないのですが。
やってみました。
充電池大きさが違う
NiMH(ニッケルメタルハライド)ニッケル水素電池は、単3型と同じ径ですが、長さは単4型と同じ。
交換には、普通の単3形を使います。 下部(写真右側)に隙間があるので、使えそうです。

古い電池を外す

古い電池を外す際には、溶接タブを剥がすようにします。
切るより楽にとれます。
細線を半田付け

基板側電池タブに、細線を半田付け。
タブを直接半田付けしようとすると、大きな熱容量が必要です。
しかし、そうすると電池が異常に熱せられ、破裂する恐れがあります。
タブを付けることが目的ではなく、導通が目的ですので、太い線は不要。
電池に半田付けするには、細いほうが楽。(熱容量が少なくて良い)
(丸太に火を付けるより、紐に火を付ける方が楽ということに近い)

電池に半田付け
充電池に線を半田付け。
一応、温度高めに設定(430度)しましたが、大きめの半田コテで大丈夫。
電池への半田付では、着いたと思っても、線を引っ張ると簡単に取れるときがあります。
それは熱不足です。  ラジコンカーなど、急激な充放電が必要なところでも半田付けが安心。
ただし、ラジコンではもっと太い線が必要です。
最終状態

絶縁と、固定、クッションを兼ねて、スポンジテープを上下端子側と、電池胴体に貼っています。
交換後

充電されています。
ただし、すぐ消えました。 満充電に近かったかな。
何度か充放電させないと、正常動作かどうか様子がわかりません。
10分くらい電池で連続動作させても回転が落ちないので、使えそうです。
刃の面が、摩擦で暖かくなってきました。

PMBC:

PMBC
電池にあった、PMBCとはなんだろうと調べてみました。

すると、Philips Matsushita battery corporation.ということです。
フィリップス社と松下電器との合弁電池メーカー
昔から日本の技術が入っていたんですね。


最新型フィリップスシェーバー 水洗OK

posted by 家庭用品修理士隊 at 17:21 | Comment(1) | TrackBack(0) | 墨田のYさん
この記事へのコメント
うぅぅ・・・ん、スマホ充電用のケーブル(つまりUSBケーブルですよね)が、
一瞬で人を死なせるくらいの電流を流せるものでしょうか?。
Posted by 鍛冶屋 at 2017年07月17日 12:49
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/180340926

この記事へのトラックバック
最近の記事


にほんブログ村 教育ブログ 技術科教育へ
にほんブログ村

リサイクル ブログランキングへ
タグクラウド
ページトップへ戻る