2019年03月15日

電力メーター交換。停電なしでどうやって?

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電力量計交換:写真は交換前


要するに電気の検針メーター。 10年に一度は交換があるようですが、普段家にいないといつ交換されたか気にかかりません。毎月メーターの検針もされているはずですが、意識に無いですね。

今回は、たまたま家にいて、ピンポンされたら重装備の若い男性が立っていて、電力メーターを交換すると言います。
え? そんなのあったっけ。 聞いてないような。 停電するのに。

良く聞くと、外で作業するだけですし、停電もしません。 といいます。
あー そうなんだ。
えー でも、メーター交換するなら、電気は切るでしょう?

というわけで、ちょっと見学させてもらいました。

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取り付ける新型メーター

今回は、単なる定期交換ではなく、毎月の検針作業が不要ないわゆるスマートメーター。
使用電力がデジタル化されて無線で送信されるようです。
なるほど。 これをつけるわけか。 フーン。でも電線外さないと交換は無理でしょう。

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古い電力量計を外す作業

交換するためには、古い電力量計(電力量メーター)を外すわけですが、その前に何かを取り付けています。

あー なるほどー と気づきました。
「これって、バイパスですね?」 「そーです。」

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入力側の電線が、電力量計を通過して、出力側(家庭)へ流れます。
3本あるのは、単相100ボルトと、単相200ボルト用のため。

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端子カバーを外すと、電線と端子が現れます。

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カバーを外してあらわれた電線部分に、パイパスジグ(冶具)を取り付けて、電力量計の手前で直結させてしまおうということです。

バイパス冶具を取り付けて、ネジを締めてゆくと、電線に食い込んで導体に噛みこみます。
噛みこみが足らないと接触不良を起こすので、噛みこみネジは2本あります。

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電線バイパスのイメージ
電線をバイパス(迂回)させることで、入力側の3本は、そのまま出力に直結されます。
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電線は、パイパスされていますので、メーターを外しても停電になりません。
そして、新型を取りつけ、バイパス冶具を外せば、電力量計無停電交換が完了です。

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交換見学させてくれたイケメンの作業員さん。ありがとうございました。

ちなみに、装備に注目すると、ドライバはプラス用、マイナス用に電動ドライバを二本差ししていました。先端の金属部分は、テープで絶縁されていました。(ショート・感電防止)
あと、交換作業中はゴム手袋を装着。(作業性悪いですが感電防止ですね。)
そして、ヘルメットは全面透明カバー付き。(さすが。万一ショートすると、電線が爆発的に火花のように飛び散りますからね。)

ちなみに、バイパス冶具を付けてネジを締め込むと、電線の被覆がはがれ芯線がむき出しになります。
上下2カ所。 すると、そこへあたりまえのように保護キャップを取り付け、さらにその上に保護カバーが取り付けられました。 安全面は考慮されていますね。

ということで、一つ勉強させていただきました。
ありがとうございました。

注:上の記述は、作業を垣間見ただけの個人的に理解した想像です。確認したわけではありませんので、実際とは異なり、正確ではない部分があります。

posted by 家庭用品修理士隊 at 15:28 | Comment(3) | TrackBack(0) | 家庭用品勉強室
この記事へのコメント
先日、お向いさんのスマートメーターへの交換があり、自分もその流れれるような作業手順・確実な安全対策の履行を惚れぼれと見ていました。
俳優の田中要次さん似の渋い、いかにもベテランっぽい作業員さんでしたが、”プロのお仕事”を拝見させて頂きました。
Posted by 鍛冶屋 at 2019年03月16日 08:05
 私も、何故停電しないのか不思議で作業を見させてもらおうと考えていましたが・・・邪魔になるかもと遠慮してしまいました。お陰様で何となくイメージ判りました…………でも、やはり実際に見てみたかったですね。バイパスにねじを締める時の映像がちょっとハッキリ イメージ不足なので・・・まあ、こちらの問題ですが‥‥いずれにせよとても参考になりました…ありがとうございます
Posted by 植松良友 at 2020年09月03日 07:55
植松 様 そうですね。動画で撮りたかったですが、さすがに危険性が高いです。 バイパスのネジを締めてゆき、ネジが活線(電気が来ている銅線)に達す(触れ)ると、ランプが点灯しました。失敗無いような工夫ですね。
Posted by 墨田のY at 2021年02月12日 14:27
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