はじめまして
創巧野々田と言うメーカー(昨年メーカーは廃業)の家庭用電熱器なのですがコンセントをさしても全然熱くなりません。AC100Vで300Wです。シンプルな構造みたいなのですが一度修理出来るか見てもらえますか?
もし荷物を梱包して発送する場合は陶器から中の電源ユニットだけを外して発送したら良いでしょうか?よろしくお願いします
こんにちは。
見ることはできますが、修理不能だと思います。
代替品を探すか、同様品を入手してヒーター部を交換することになるかと思われます。
メーカーの創巧 野々田ってすごい会社名ですね。
検索で、お茶道具で有名だと知りました。
http://www.yoka-ocya.com/nonoda_full.pdf(柳屋茶舗さんのサイト) より。
こちらの手あぶり火鉢と同様のヒーターだと思います。
基本的な構造は、コードと、スイッチと、シーズヒーター(金属管入りニクロム線)ですので、温まらない原因は、ほぼヒーター切れと考えられます。 (ヒーターは電球のようなものですので交換するしかありません。)
以下は一般的、および応急的(危険)な検査例です。
テスター(回路計)があれば、良否がわかります。
(注意:測定時には、当然ですが感電・ショートの危険があります。)
・ヒーターの端子に100Vが来ている。→ ヒーター切れ確定。
100Vが来ていない。 → スイッチかケーブル不良。
・ヒーターの抵抗がある。 → スイッチかケーブル不良。
抵抗が無い。→ ヒーター切れ確定。
ヒーター抵抗値
ヒーター容量は100V 300Wですから、電流は3Aで、ヒーター抵抗は33Ω(オーム)程度。
昔テスターが高価で買えない無い頃、職人的な判別法として、小さな電球を使って確認することもありました。
( 感電、やけど、火災の危険があります。)
危ないので絶対やめたほうが良いです。
いわゆる夏目球を使って、ヒーター端子に接触させてみます。
(口金ねじの先端部分には絶縁のためにテープを巻いた方が良いです。)
ランプ(電球)を100Vが来ているか来ていないかの判別に使う簡易方法があるという例です。
もし電球が点灯しなければ、ヒーター以外の不良です。
ヒーター以外の不良の場合は注意が必要です。
電線やスイッチが不良だからです。 この場合には、接触不良により発熱し火災の危険があります。
コードとスイッチを全部交換する必要があります。
家庭用品の半断線(電線の切れかかり)の危険性を知らせるyoutube映像
まさか実践なされないとは思いますが、コレは危険過ぎます!。
前の記事で、メータ交換作業での作業員さんの執拗な安全管理・確保に見られる通り、100V感電で十二分に人は死にます。
ご相談の内容・文体から、ご相談者様は電気に関してはあまり知識をお持ちでないと伺えますので、やはり然るべき方・店にご相談される方が懸命だと思います。