ピザ焼き専門?
ピザ焼き専門モードがあるオーブントースター。(デロンギ社製)
しばらく前に購入したものですが、なんか焼きたくなりました。
ところが、購入したころから熱不足。 ピザが生焼け。
上面が温まらないし。 実は、購入時に落下させてそのままにしていました。
ヒーター切れかな?
石窯を再現させる? 石板が付属しています。
PIZZA焼きモードがあります。
後で気づいたのですが、ピザ焼きモードでは下のヒーターしか作動しません。
石を予熱するだけのようです。
上面を焼くには、スイッチを”TOAST”トーストにしないとだめでした。
分解
分解は楽そうで、意外と面倒。
ブリキ(鉄板)を組み合わせているので、微妙な曲げが必要。
鋭利(端が刃物のよう)なので、手袋必須。
全面扉(耐熱ガラス)の奥にあるネジが外しにくい。
結局、全部バラさないと、ヒーターにもスイッチにもたどりつけない。
検査
ヒーターは切れていませんでした。
サーモスタットの接点を、紙やすりで擦(こす)って正常になりました。
サーモスタット(Thermostat)の接点は、小さな一箇所。
周りは、バイメタルの位置(温度)を調整する機構。
電気系の全体写真
SW:回転スイッチ
THERMOSTAT:サーモスタット(回転スイッチ連動)
TIMER:タイマー(ぜんまい式)
HEATER-UPPER、LOWER:上部・下部ヒーター
概略結線図
不良原因と作動時の接点電気火花のようす。
電気系統の接点は、火花が発生するため、酸化や消耗で不良を起こします。
定期的な交換、復活処理(磨き)が必要です。
回転スイッチは、接点を磨きながら動かすので、復活しやすいのですが、サーモスタットやタイマーは開閉動作なので、一度不良を起こすと自動復帰しにくい構造と言えます。
スイッチ作動時の火花の様子を撮影してみました。
サーモスタット切り替わりときの火花
回転スイッチを切りかえたときの火花の様子。
結論
お餅もふっくらと、焦げ目も付いた焼き加減。
ピザもおいしく焼けそうです。
おもち。 焦げ目が付かないと、納得できません。 どうやら膨らみながら焦げています。
通電中の上面ヒーターの様子。
ただ、ちょっとヒーターの部分的な発熱(高温部)があります。(赤く光っている部分)
本来は、ヒーター全体が赤熱してほしいのですが。
まー おいしく焼ければ無問題です。