状況
一世代前の扇風機ですが、冬でも洗濯物乾燥用に使っています。
風量調整スイッチを押しても時々(ときどき)作動しません。
何度か押していると動作する。
一番使うスイッチなので。イライラします。
カチカチと動くタイプのスイッチ。
機械的なスイッチなので分解掃除で直せそうです。
(リモコンがあったはずなのですが、使っておらず紛失しています。)
分解
底の裏のネジを外すと基板が現れます。
スイッチの下の基板を外すと、スイッチは小さなタクト型。
動作の悪い(接触不良)スイッチは、赤丸の位置です。
タクトスイッチは、種類が多く、入手が面倒です。
ほとんど使っていない隣のスイッチ(タイマー用)と交換しても良いのですが、今回はスイッチそのものを直します。
昔から電化製品では普通にあるスイッチの接点磨き(せってんみがき)で治ります。
スイッチ修理
カッターで、スイッチの四隅を止めているプラスティックを切断。
すると、スイッチはきれいに構成部品に分解できます。
これがスイッチの本体電極。 固定電極と、可動電極(円盤型)
右側の円盤型の電極は、押すとペコッと変形して中心が電極に当たります。
タクトスイッチを断面図で見ると、円盤電極が押されて変形することで下部の固定電極が導通することがわかります。円盤はバネ材なので、押す力がなくなればもとに戻ります。
要するに、この円盤の接触部分が導通不良になっているので、この不良を直すことで修理作業になります。
接触不良は円盤の内側と、縁(ふち)の酸化によります。
そこで、酸化した部分を削(けず)り取ります。
今回はカッターの刃を軽く当てて黒い部分を削っています。
組み立て復旧
電極を戻す
スイッチを組み立てたところで、固定にはUV接着剤(紫外線硬化型)を使いました。
この接着剤(パテ)は、
1、紫外線を照射すると、数秒から数十秒で固(かた)まる。
2、作業が早いし、失敗しても固まる前は簡単に拭き取れる。
3、硬化後の強度がある。
4、べたつかない
などにより使いやすいです。
スイッチの組み立て後には、作動テストを行います。
回路に組まれているので、押されたときに導通することがわかればOKです。
その後、動作良好です。
注意、スイッチ修理には瞬間接着剤を使わない。
理由:
・蒸気になって電極を被覆してしまう。>接触不良
・わずかな隙間に染み込み、ボタンを固着してしまう。>使えなくなる。

