横浜のYさんの状況が自分に生じたとき、どうしようかと考えた場合。
先端のコネクタだけを交換してみようと考えます。
同じ、コネクタは無いので、似たようなコネクタで交換実験してみました。
このコネクタは、ノートパソコンのハードディスクとマザーボードをつなぐ部分に着いているものです。
ipodのコネクタと比べて、中央部の構造が違いますが、電極が外側部のみという点では同じです。
電極のピッチ(間隔)が非常にせまいので、普通はあきらめます。
当初、全体をヒートガンで熱しましたが、コネクタが熱に弱く溶け出しましたので中止
特殊半田を使うことにます。
この半田は、融点が100度以下の特殊合金です。(高いです)
この半田を切って、コネクタの電極部に置いて溶かします。
すると、いままで基板上の半田と融け合って融点が下がります。
これを両側に施すと、冷めないうちにポロッととれてきます。
半田が、お湯になっている状態です。
余分な半田は、吸い取り線で除去
結構綺麗な状態になります。
ここからは接続です。
同じコネクタを再度取り付けますが、別のコネクタを想定します。
コネクタの樹脂の一部がピンのように突起していて、基板上の孔に合うことで位置が規定されます。
ハンダ付けは、細い半田と細いコテで慎重に行います。
実体顕微鏡があるからできるようなもので、肉眼やルーペでは自分は無理です。
30年位前に30万円程度で購入したものです。
nicon SMZ-2T 今ならオークションで中古が2-3万円で入手できます。
もし購入するときは、倍率に踊らされないようにしたほうが良いです。
自分は10倍(ズームで x6.3まで)で使ってます。
また小さな顕微鏡は手元の余裕がとれないので、作業しにくくなります。
最終確認のためパソコンに付けて起動させてみました。
windows meの懐かしい画面が出ました。
十分交換できるということがわかりました。
これは、コネクタを外していない、製造時の写真です。
実体顕微鏡は、光学式ですからそんなに著しく進化はしないでしょうしYさんはLXの修理業務などでも顕微鏡は頻繁に使用されているので利用価値が相当高いので全くカメラなどとは比較になりません。
しかし、顕微鏡があれば微細なコネクターの取替えが出来るというものでもありませんからチ発想とャレンジ精神とやってしまうところが凄い。
touchの壊れたコネクターの長さをノギスで計測したら、8.8mmぐらいでした。これは幾らなんでも?????
8.8mmは確かに小さいですね。 電極は少し少ないようですが、厳しそうです。
でも、物理的になんで入らないのでしょうね?