パソコンの設定変更で、何度もハードディスクを抜き差し していました。
慣れてくると、電源を入れたまま乱暴に扱ってしまいます。
そのせいかどうかはっきりしませんが、パソコンが急に立ち上がらなくなりました。
あれっと、調べると、ハードディスクが回っていません。
SATA(シリアルATA)のケーブルを延長していたので、直接耳に当てられますが、作動音がしません。
正常であれば、わずかな振動と、回転音があります。
他のHDDを取り付けると作動しますので、HDD単体の不良に確定です。
さっそく分解です。
昔、3.5インチHDDのころには、よくフューズ(fuse)が切れていたことがあったような気がします。ヒューズですね。
他にできることもありませんし。
2.5インチなので、ねじも相当に小さいです。
六隅の雪の結晶の形の特殊なねじです。
基板が小さく細かいので、また実体顕微鏡にお世話になります。
F1、F2と記されている部分がありますので、これがヒューズでしょう。
Nの印。 いわゆるフューズ(ヒューズ)の記号にも見えます。
これをテスターで調べると、導通がありません。
つまり切れています。
それではと、ジャンプ(迂回接続)です。
太い線のように見えますが、髪の毛より細いです。
(できるだけ細かいシールド線の網の部分の一部を使っています。)
USBアダプタに付けて確かめてみます。
今度は、HDDの回転振動が伝わってきます。
中身も認識されており、その後起動にも使えました。
一度フューズが切れていますので、大事な部分には使わず、実験用とします。
ちなみにHDDは、HITACHI : 5K250-120 5400RPM 120GB SATA 5V 700mA です。