2012年10月27日

Ipod touchのこじるツボ

またまたIpod touchの話題(コネクターは解決しました)ですが、最初にバッテリー交換をするために前面パネルをこじるときに不用意な力を加えたためにガラス面にヒビを生じさせてしまった件についての原因と考察です。
 
 
その後のYさんからの情報で、パネルをうまくこじるためには本体の周辺をサーモガンもしくはドライヤーで暖めてからこじると上手くいくらしいという事が新たに判りました。 そこで何故暖めると効果があるのか調べてみました。
 
↓ BWT Labさんのブログより http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-04-08
 
 
↓自分の失敗経験から表面パネルと本体の外枠の間の溝はとても狭くてこのような薄い金属ヘラでさえ割り入れることは無理なのでどうしても時計ドライバーのような薄い先の工具がそれもわずかしか隙間には入りませんが、暖めることで何処がどうなるのか知りたい。
 
 
 
幸い自分が先日ネットで海外から取寄せたもののコネクターが合わずに使えなかった物があるのでそれで確認。
購入したものはデジタイザー & ベゼルのセット商品ですが、touch本体の金属部との合わせ目にはベゼル(黒枠)にある窪みとtouch本体側の出っ張りが合わさってシッカリ結合されるようになっています。 (こういう事が分解前は良くわからずにただ無理やりこじっていたから失敗したのですが・・・・)
 
こじるtoolでパネルと本体の隙間からこのベゼル部まで差し込むのは隙間が狭いのでとても無理です。
 
 
↓ このベゼル枠を引っ張ると紐の接着性をもったシールが一緒に剥がれてくる。
ドライヤーで暖めると効果があるのはどうもこのシールを軟化させてtoolをこじ入れ易くする為だと思われます。
 
 
 
↓タッチパネル(デジタイザー)をIpod touchから剥がすにはこの部分にTOOLを差し込むしかないので無理をするとガラスを割ってしまうので十分注意のこと。(私はこれで失敗したので)
このようにして全周からシールを外してパネルを本体から引き剥がすのが一般的だと失敗した経験から考察します・・・
外国の動画などで簡単に隙間をこじってパネルを外している場面は、このようなシール部分を省略しているのでいとも簡単にパネルが取れてくるように初心者を錯覚させてしまいます。
 
パネルが取れてもベゼル部は本体に残ってしまうので、バッテリー交換したあとに復旧する際はシールが無いのでポロッとパネルが外れそうに思えますが実際はそんな事は無いようですしIpodにカバーを付けたりするので大丈夫だと思います。
気にするなら薄く接着剤を付けてもいいですしね。
自分の場合は、本体に残っているベゼルも全部取り除いてしまったのでベゼル付きのパネルを購入しました。ですから次回バッテリー交換のときはシールを切らないといけないので今度こそドライヤーでシールを軟化させてからやろうと思ってますがこっちも老化が進んでますから細かい作業が出来るかどうか自信がありません。
 
ネットから取寄せる部品もベゼル付きのパネルとベゼルなしの単にパネルだけの物と分けて販売されているので状況に応じて購入することになります。
 
 
↓ タッチパネルの厚みを測ると、約1.75mm程度の厚みがあり正面からの衝撃にはある程度強いのではないかと思いますがIphoneはどの程度あるんでしょうか?
 
 
 
 
 
タグ:iphone
posted by 家庭用品修理士隊 at 00:09 | Comment(2) | TrackBack(0) | 横浜のTさん
この記事へのコメント
こういう分析っていいですね。 謎解きの面白さです。いろいろな製品の修理改造を一回で成功させるには、類似品の情報が不可欠だと思います。 特に失敗例は参考になります。 いわゆる人柱ですよね。 無駄死はいやですから。(^_^;)
Posted by 墨田のY at 2012年10月27日 13:12
人柱情報、私も欲しかったのですが討ち死にしたという情報は結構あったのですが、何がどうして討ち死にしたのか具体的な説明が無いから、同じ死に方をしてしまうんですよ。
HP2000LXの様々な具体的な症例と対処方法はその点でもすごく具体的で親切な解説でLXに拘わらずかなりの方々が参考になったと思いますよ。
Posted by 横浜のT at 2012年10月27日 18:28
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