製作などと言えるほどの物でも有りませんが、これが有るのと無いのでは使い勝手が大きく差が出るというアダプターです。
以前一眼レフのレンズを裏返して使うと接写できるという紹介をしましたが物の整理をしていたらAUTO
110という大昔のフィルムカメラが出てきました。
これは多分もうフィルムすらもう手に入らないであろう110サイズという一時的に流行ったものなのですが廃棄しか掛かったところで、もしかしてこのカメラの標準レンズが接写レンズとして使えるのでは?
と思い直して捨てるの辞めました。
↓ 一見したところではコンパクトデジカメに外観と大きさが似てますけど・・・・・
当時、PENTAXが遊び心から一眼レフに似せて造ったものでレンズ交換もできます。

↓以前紹介した一眼レフの標準レンズは大きすぎる上に片手でレンズを持って、もう一方の手でカメラを持つために両手が塞がって使い勝手が今一でしたし、かといってこんな大きくて重いレンズをカメラに繋げるのは無理。

そこで廃物利用の110カメラのレンズは小さくて軽いので絶好なのですが、何とかデジカメのレンズにくっつけてしまわないとこれまでと同様に両手が塞がってしまうのでそのままでは使い勝手がよくない。
何か両者をつなぐ物が無いかと物色するも、そう都合良いものが見つかるハズもなく、苦肉の策でビニールテープの芯を何とか工夫して・・・・・
↓ 丁度良い厚さのテープが無いので半分にカットします


↓ レンズは接着剤でテープにくっつけてしまいます。 このレンズはこれでしか用途は無いので・・・・

↓ 反対側が問題なのですが、デジカメのレンズの筒の大きさに合わせてやらないとスカスカではレンズを手放しできないので消しゴムを何種類か薄く切ったものを用意して適度なフリクションになるように内径を調節しました。

こんな物ができました。
何故だか判りませんが、このレンズは前後逆にしなくても大丈夫なので見栄えもよくなりました。

↓アダプターの長さが少し長すぎたようで、カメラのレンズに差し込みすぎるとズームで伸縮したときにアダプターが本体にぶつかってしまいエラー表示が出てカメラ機能がストップしてしまうので、長さを短くしたらそういうことも無くなり具合よく使えるようになった。 結局もともとの大きなビニールテープが最後に残ったのはこんなに少しになってしまいました。
アダプターの前方のセロハンテープはレンズのフォーカスリングが∞からずれないように固定するためのものです。
(∞以外は使わないので)

↓ 試し撮りしてみると何とか目的は達せられたのでは?
外に持ち出して花などを撮るのもおもしろいかもしれません。


アダプターの効果はすごいですね。 見栄えは良いし、写りが鮮明です。 目の中に丸が五個見えます。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121101_569836.html
値段的には結構お値打ちかもしれません。 この製品のストロボディフーザーはいい案なのでパクろうと思います。