電池ネタが続きます。
壁掛け時計の表示がいつのまにか薄くなっていました。
高性能なのですが、電池を換えると設定が面倒という気がしていて、多少薄くなっても電池を変えないでいました。
そういう人は、他にもいるようで、「seiko twin-pa」で検索すると、「説明書を探しています。」という人が結構います。
そこで、前々から思っていた改造をしてみました。
1 電池ボックスを並列に設け、片方だけで作動させる。
2 電池に寿命がきたら、開いている電池ボックスに新品を入れてから、古い方を取り去る。
3 また寿命が来たら、最初の電池ボックスに新しい電池を入れ、2の電池を取り去る。
要するに、電池を交換するときに電源が切れない工夫です。
最初から2つの電池ボックスに新品を入れれば、寿命は伸びるでしょう。
電源が切れなければ、電池交換中も時計表示はされたままなので、設定の必要がありません。
電波時計なので、時刻をあわせる必要さえありません。

電池の電極が見えていれば、一時的に電圧を供給してやれるのですが、電池が3本で電極が見えません。
しかたがありません。 今回は電池を抜くのでリセットされてしまいます。

電池電圧を測ってみたところ、単三3本で1.5Vしかありません。
なんで3本使っているのか わかりませんが、2本で十分という感じです。
2本の方が並列にしやすいですし。
売っている単位も2本が多いわけですし。

内部はコストを下げるための工夫はあまり見えません。
半田付けを見ると、国内工場ではないような感じです。
それにしても無駄にネジが多すぎます。
テストの試作品をそのまま製品にしたような感じです。
(悪口では無いです。 金型を節約し、できるだけ安くしようとする工夫だと思います。)
電波を受けるフェライトバーアンテナがとても大きいので、感度はよさそうです。
左上には、 湿度と温度の両センサ見えます。

電池は、扱いやすいように2個とします。
このため、元の電池ボックスを切って取り付け直します。

並列につなぐ電池ボックスを筐体の外に付けます。
接着にはプラリペアが活躍します。

後は、外付け電池ボックスを内部の電池ボックスに並列接続します。

電池を4つ付けるとこんな感じです。
実際には、2本で十分です。

3ボルト(電池2本)で、まったく問題ありません。
受信地方によっては、3本(4.5v)の方が良い設計なのでしょうか。
タグ:電池
自分は身近なところでは自転車のサイクルメーターのボタン電池を交換する度に時計、積算走行距離、タイヤの径などを入力し直さなければならないのに特に不便を感じてます。
その点、デジカメはよく出来ていてバックアップ用に別にボタン電池を設けていたりコンデンサ?を使って主電池を一時的に外しても一定時間はメモリーが機能してるので助かります。
日常の時計もバックアップ電池を設けることは考えてくれてもよさそうなのに? スペースはあるし・・・・・
横浜のTさん:精密のこはプラスティックと愛称良いです。 それにしては曲がってますが。
バック電池やコンデンサは、電池LOWの報知機能がある場合には有効だと思いますが、容量低下がわからないと、バックアップ電池も一緒に容量低下してしまいます。
壁掛け時計の場合は、電池低下が表示でわかるのでコンデンサで良いかもしれませんね。