変色するLEDの修理をしました。
普通の電球のソケットに差して、ムード照明のように使います。
お店で使っているようなのですが、なかなか凝っています。
赤、黄、緑、紫などに点灯させることができます。
また、自動的に一定時間でスムーズに変色させることもできます。
それを、電球の前面にリモコンを当てることで、制御(コントロール)できます。
全く点灯しなくなったので、新たに購入しようとした所、どこにも無い(売っていない)と言います。
LED電球など、様々あるので探せばあるのではと思ったのですが、確かにアキバにもネット通販にも見当たりません。
内装会社が特注で作らせたとも言います。
中国で探しているそうです。
真相はわかりませんが、「LEDは切れないので、直せることもあります」と言って貰って来ました。
分解すると、基板が二重になっています。
半田付けに慣れていないと、分離は難しいです。
LEDは4端子で、ソケットになっています。
いわゆるフルカラーLEDでしょう。
(秋月電子通商)のカタログより。
目視点検で、コンデンサの頭が膨らんでいるものを発見。

外して、容量を確認した所、583[μF]マイクロファラドあります。 表示は1000なので、半減しています。
これを交換(サイズが合わないので中空(空中)配線)
交換後のコンデンサは口金の内部に納まりました。 (ソケットの左にリモコンの受光部が見えています。) あとはLED部を差し込み、仮テストで点灯を確認しました。 結局コンデンサ(ケミコン、電解コンデンサ、Electrolytic capacitor)の不良でした。 コンデンサ不良で、ビデオ機器、パソコンなど色々(様々)な電子機器が壊れていますので、今後も注目する必要のある部品です。 プロ用機器では、コンデンサを使用している機器は予防的に早めに装置全体を交換しています。 例:三菱シーケンサテクニカルニュース 予防保全の一環としての推奨交換周期は,アルミ電解コンデンサを重要部品として使用しているユニット は5年,その他のユニットは5〜10年を目安としております。
今では、貴重品ですね。
針の無い再生装置もあるようですし。
プレーヤーの音声回路は単なるアンプ(増幅器)だと思いますので、修理しやすいと思います。
コンデンサ不良でも、なんらかの音は出るのではと思います。 別の品か、配線かもしれませんね。
なぜコンデンサ不良を起こすのだろう。
と、考えていたらあたりまえでした。
このライトはリモコンでオン・オフさせています。
つまり、消灯のときも常にランプの中の電源回路が作動していてリモコンからの光を待っています。
電球を挿しているだけで、コンデンサは充放電を繰り返しているわけです。
なるほどと思いました。
テレビやビデオなども全く同じですね。
電源回路は常に作動している。
ちまたでは、待機電力がもったいないので「省エネのためにコンセントを抜きましょう」と言いますが、「故障しないようにコンセントを抜きましょう」という言い方もコンデンサに関しては間違いではないですね。
人間も、運動しすぎで関節とか痛めますし。
スポーツ選手って燃え尽きて短命っていうイメージがあります。 適度が良いんでしょうね。 寿命を伸ばすには。 適度な運動と、適度な酒と、おいしいものでしょうか。