先日、ホームセンターでレジ横を見たら、電池がありました。
ごく当たり前の光景で、普段は気にしません。
たまたま聞いていたオーディオプレーヤーが電池切れしたので、
小さなものを一つ買おうと目がゆきました。
すると、意外な発見をしました。
業界初 特許液漏れ防止。(特許4222488号)
使用推奨期限10年
液漏れ補償
液漏れ補償と長期間保存可能。
日本製の表示も信頼感があります。
思わず12本パックを買ってしまいました。
必要な本数は1本だったのですが。
電池の使用推奨期限表示
購入品(右)には、06-2023の文字
(2023年6月まで使用推奨)
中央は、買い置きしてあった単4電池。(12-2015)
左は参考のソニー製12-2016の文字
アルカリ電池の液漏れでは、大変な思いを何度もしていて、
大事な機器には絶対使わないと決めていましたが、
10年で、しかも液漏れ補償を付けるのならと見直しています。
メーカーのホームページでも補償を明記しています。
「ボルテージ」の液もれ補償条件について
補償なので、機器の修理でなく金銭的補償の場合もあるようです。
(保証、保障、補償で意味合いが変わりますね。)
補償規定にはいろいろ書いてあります。
使用法によっては、補償されないようです。
また、手持ちの単4電池には、「ダイナミック」と記載されています。
「ボルテージ」でないので、補償対象外? かどうかわかりません。
「ダイナミック」は5年補償?
いずれにせよ、
・推奨期限内に使う。
・逆挿入や短絡をしない。
・使いっきたらすぐ取り出す。
ことには気を付けたいです。
その他気づいたこと。
あいかわらず、水銀(ゼロ)使用 という記載があります。
この意味が今ひとつわかりません。
「水銀不使用」あるいは記載なしで良いと思っているからです。
(1)水銀(ゼロ)という材料を使っているのか?
(2)水銀を積極的には使っていないが、0ではないのか?
(3)水銀が、0.00xx %あるいはppm 含まれているのか?
(4)表示規格上記載する必要があり、一定の量以下はゼロと表示して良いのか?
なにか、記載することで、不都合をぼかした感を受けます。
(この電池に対してではなく、アルカリ乾電池一般の話ですから。)
SONYの電池では、中国語で無汞(ウーゴン、無水銀)の文字のみ。
日本語の水銀ゼロは記載なし。 製造はインドネシア
アルカリ乾電池のことを中国語で鹼性電池っていうんですね。
石鹸の字に似ているので、減ってゆく感じがわかりやすいです。
一次電池の国内生産に使う水銀量年推移
http://www.env.go.jp/chemi/tmms/pr-m/mat01/06.pdf環境省ページより
昔は、本当にすごい水銀量をアルカリ電池に使っていたことがわかります。
昭和60年代は60トンも使っていて、平成21年では、グラフ下限の線上です。
・この書き込みは、最近の電池は、長期間使用と液漏れに対する性能がアップ(向上)しているということを知って、嬉しく思ったことの感想と、私見を記載したものでしかありません。
特定の商品を中傷する等、不利益主張を目的としたものではありません。
・記載は裏付けのある調査に基づくものではありません。 したがって、誤り、誤解があります。
コメント等で指摘していただければ幸いです。
家庭用品修理士隊