でも冷えてはいるんです。
異常な騒音が発生 ⇒ 原因は室外機の付属機能ファン
うとうと昼寝していたら、ビーという騒音
あー エアコンの室内機のファンのベアリングが不良かと思いました。
騒音は時々消えます。
分解して、注油が必要かと考えました。
そのうち、ビーという音が大きくなり、ブギャーという感じです。
耳を澄ますと外からも聞こえます。
あらー 室外機かー。 この暑いのに。
エアコン交換か!!
安くないし、もうすぐ大規模修繕があるし。
どうしよう。

とりあえず分解です。
しかし、このエアコン。 もう10年以上たちますが、
静かに気持よく作動していたのに、なぜ急に?
室外機の異音発生時状況
騒音は、上部のファンらしきことはわかりました。
コンプレッサーでなくて良かった。
しかし、このファンはなんだろう。
熱交換器に送風する主ファンではありません。
こちらは静かに回っています。

構造を考えながら、ようやくなんとなくわかりました。
このエアコンには、加湿機能があります。
どうやら、加湿用の送風ファンです。
室内機まで、冷媒の配管とともに、送風管が入っています。
それで、室外機の騒音が室内から出ているように聞こえたわけです。
掃除機のホースに「ウー」とか唸って遊ぶ子供を想像してください。

ファンの一部が削れていました。
これが接触回転するときに、騒音が出ていたわけです。
騒音の原因はわかりました。
しかし、納得出来ません。
なぜ? 冷房しているときに加湿ファンを作動させる必要がある?
ファンは相当な高速回転をしています。
(振動と、音とからの想像。 回転数も微妙に制御しているようで、徐々に回転が早くなることが感じられます。)
モーターのコイル部は触れないくらい熱くなっています。
湿気は室内に十分あります。
除湿しても、それほど急激に乾燥するわけではありません。
温度設定も28度と、それほど下げていません。
すごいエネルギーを使って、外部の空気を入れてどうする?
冷房の効率が落ちるだけではないのか。
考えていてもしかたありません。
とにかく使いたいのですから。
⇒対策
当然修理屋さんを呼べば良いのでしょう。
しかし、交換してどうする?
ネットで調べると、なんと3回も交換したという記事もあります。
http://www.eakon.jp/blog/atrouble/ururudeion.html
そこで、近々交換することを前提に、応急修理とします。
⇒ファンのコネクタを外して、回転させないようにする。
→これは、 制御回路が不良を検出するようで、主ファンが回転しません。
つまり、まったく冷えません。
それではファンを外します。
注意: 作業時には電源を外しましょう。
モーターの軸からファンを外します。
(ナットは逆ネジですので、時計回り(CW)にネジを回すと緩みます。)
ファンは、2箇所に亀裂が入っています。
これで形状が歪(ゆが)んで、ハウジングと接触し、異音発生です。
材質は、いわゆるエンジニアリングプラスチックのようで、丈夫そうなのですが、
使用回転数が高すぎるのではないかな?と感じました。(単なる感想です。)
それより、やはりなぜ冷房時に加湿機能を作動させる必要があるのか、やはり不明です。
現在ファンは空回り状態で使っています。
(もともと特にモーター自身を空冷させるような構造にはなっていませんので、ファンの負荷が減った分、モーター自身の熱が下がって安全側になっていると思います。)
今、モーター温度を測定したら最高点で42度Cでした。 気温35度C位
当然静かになりました。
この加湿機構の構造、作動は、特許公報でわかります。
外したファンは、図の58番ですね。
主ファンは29番です。
その他に、81番も大きなファンです。

IPDL(特許電子図書館)
特開2003-164721 空気調和装置の加湿ユニット 図3 より
家庭用品修理士隊
もっとも、来月には爽やかな秋風が (^^)
ホットボンドで、固めのものがあれば使えるかもしれません。
でも、バランスはかなり難しそうです。
とにかくすごい回転数ですから。
ファンを外して、10日たちますけど、特に直す必要性を感じられません。
もしかしたら、冷房で喉にくる乾燥感を改善させているのかもしれませんが。
まさに今の我が家の室外機と同じ音です。
私も加湿ファンというのを外してみようかと思うのですが、
素人でも簡単にできるものなのでしょうか?
ファン外しは修理というより、イレギュラー(本来的でない)な改造作業ですので、基本的におすすめできません。 当然すべて自己責任です。
ひどい騒音だから買い替えするつもりだったので、
だめもとでやれるだけやってみようと思います。