2013年11月30日

100円ショップの老眼鏡は、フレームが簡単に折れる。

家人が使っていた老眼鏡
というか、細かい仕事をしているので、近作業用メガネです。

いつもつけるわけではなく。
本当に虫眼鏡のような使い方なので、安くても機能さえ有れば良いわけです。

その点100円ショップで売られている老眼鏡で十分です。


しかし、あんまり粗雑なのでびっくりしました。

枠の折れた老眼鏡

ひとつはフレームが折れたけれど、テープでつないでつかっているとのこと。

もう1個 壊れたけれど、これは度がちょうど良くてすぐに使いたいという。
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折れた面はまさにポキリという感じです。
もう劣化したのかな。

しかし、劣化も何も、今日買ったということ。
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ネジを見てみたら、はじめからネジ山が壊れています。

締めるときに不適当だったようです。
締めすぎてねじ山を壊したのは良いとしても、
硬すぎて動きません。

このため、金属部分から外れたところに力が集中して折れただけでした。

普通に折りたたむと、ポキリです。
 

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どうも、締め方の問題ではなくネジそのものが粗悪です。


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修理には、虫ピンを使います。

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ドリルで下穴を開け
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折れたフレーム側にも穴を開け

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その穴に、虫ピンを挿入しようとしました。
ところが、穴が大きすぎたので、虫ピンをやめて、クリップを使います。
この方が太さがちょうど良いです。(ドリルは0.9mm)

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クリップを芯として補強材にします。
接合面には、アクリサンデー(商品名)。

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これでアクリル表面が溶けて、接着します。


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あとは普通に取り付けます。
ただし、ネジは締めすぎないように。

要するに、思ったんですが製造現場では検査が無いのでしょうね。
人件費を安くするためでしょう。
 
売るときに不良があったら、そこで交換したほうが良いということなのでしょう。

それはそれでありだと思いますが。

袋詰めする際に折れてしまいそうなほど固かったです。
 



家庭用品修理士隊



 

 

 

タグ:メガネ
posted by 家庭用品修理士隊 at 16:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 墨田のYさん
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