家庭用品修理では接着剤を使うことが多いと思います。
普通は用途に応じてエポキシ樹脂系、ゴム系、シリコン系、瞬間接着剤などを使うと思います。
瞬間接着剤は手軽で良いのですが、長持ちしないとか、衝撃に弱いとかのイメージがあります。
この瞬間接着剤にベーキングパウダーを混ぜると強度が増すということを知りました。(メールで教えてくれた方がいました。)
実は知らなかったので、調べると相当以前から使われているようで、裏技的な情報がたくさんありました。
「瞬間接着剤 ベーキングパウダー」YAHOO!検索
ただし、カチガチに固める用途に向いているようです。
この性質を活かして、小さな部品を作ったり、壊れたネジの台を修復したりできるようです。
試しにやってみました。
ただし、用いた瞬間接着剤はゼリー状でしたので、液体状とは違うと思います。
パソコン用に使おうとした黄色のサングラスが、柄の根本からポキリ
試しにはちょうど良い破損材料です。
瞬間接着剤を探したら手持ちがゼリー状しかありませんでした。未開封ですが2008年04月ですので5年以上前のもの。
後ろを解(ほど)いて使います。(こうすると、残りが固まらず使えます。)
ベーキングパウダーも余っていたもの
2007年製のようです。
瞬間接着剤(ゼリー状)とベーキングパウダーとを混ぜます。
ちょっと透き通った白い糊状になりました。
(発熱は感じられません。)
ちょっと混ぜた時間が長かったかもしれません。
硬くなりはじめました。
それでもなんとか使えました。
2-3分したでしょうか。
すぐカチカチになって、ヤスリがけができるほどです。
混ぜるとき、塗るときに使ったピンセットの先も石膏のようにガチガチです。
メカネですので、使用の際に負荷がかかります。
その後、表面部は剥がれが見えますが、裏側がしっかり付いているせいか使用には耐えています。
メガネの表面のコーティングは、かなり強固ですので、表面はヤスリがけすれば良かったです。
ただし、十分使えるという感触を得ました。
液体状の瞬間接着剤は、ベーキンパウダー(重曹でも良いようです。)の粉を必要部に置いて、後から液をかける使い方をするようです。 粉を通じて接着剤が浸透して混ざるようです。 その際には発熱するようですので、更に強固な接着があるかもしれません。
今後実験してみようと思っています。
瞬間接着剤成分:シアノアクリレート(100%)
アイコクベーキングパウダー(Baking Powder)ふくらし粉 成分:
炭酸水素ナトリウム25%
焼きミョウバン25%
第一リン酸カルシウム 15%
グリセリン脂肪酸エステル1%
d-酒石酸水素カリウム0.5%
コーンスターチ 33.5%
青缶は焼きミョウバンを含んでいないようです。
ベーキングパウダー
接着には焼きミョウバン(アルミニウム成分)の有無が影響するかもしれません。
そこにベーキングパウダーを混ぜたら固まりました。
昔、仕事で使ってましたけどこんな効果は知らなかったですね。