2014年01月27日

ハロゲンランプは、本当に寿命が長い?

ハロゲンランプは、あちこちで使われていて、うちでも一番好きな照明です。

 

ところが、ポンポン切れてしまう気がします。
買い換えると、高いので困ります。

ハロゲン球

6V20W球が切れました。
これは、顕微鏡の照明用で特殊です。

幸い、赤外線応答ライトなどにも使われているようで、通販で入手できます。

切れたフィラメント

フィラメントを見ると切れているように見えません。

切れた部分

顕微鏡で拡大すると、しっかり切れています。
ちょうど真ん中あたりです。

(このランプは、トランスを使って電圧を下げて使うようになています。
これにより、電源ON/OFFの瞬間の過渡現象で高電圧が発生し、しょっちゅう切れていました。
そのときの切れ方は、フィラメントが吹き飛んでいました。
その後、改造し、トライアックを使って、ゼロクロススイッチを作り、過渡現象が起きないようにして寿命が伸びていました。)

ランプ電圧制御トランス

こちらは、別のランプです。

天井につけて使っていた12Vのハロゲンスポットライトです。

ちょうど上のライトと同じ時期に切れました。

 

スポットライト

球が黒くなっているけれど、どういう切れ方をしているのだろう。

 

切れたフィラメント[4]

割ってフィラメントを取り出してみました。

 

フィラメント拡大

やはり切れているように見えません。

切れたフィラメント拡大

拡大してやっとわかります。

これも真ん中付近で切れています。

発熱が一番高くなるところなのだろうと想像します。

ミステリーサークル発見!

黒くなっている渦巻き

電球の内面が黒くなっていましたが、きれいに渦巻きを描いているところが不思議です。 一つの発見をした思いです。

フィラメントのタングステンが蒸発して、付いたのだと思います。
高熱と不活性ガスとの中で、金属原子が不思議な動きを起こしているのだと感じます。


ハロゲンランプは、切れにくいというイメージがありますが、どうもそんなふうに感じません。
普通の電球と同じような感覚です。

明るい分、無理しているのでしょうね。
もっと長時間点灯して欲しいです。
ハロゲン球の光は好きなので。

でもLEDに取って代わられるのでしょうから、もう改善はされないでしょうね。

単なる愚痴に終わってしまいました。
10倍長持ちするということなのですが。

ハロゲンランプ ウィキペディア

この一連の化学変化ハロゲンサイクルと呼ぶ。この反応によりタングステンの蒸発によるフィラメントの折損が抑制されるため、一般の白熱電球に比べ50%程度明るい電球、あるいは約10倍といわれる長寿命の電球が実現できるようになった。

一般電球と、同じ明るさにしたら10倍長持ち
50%程度明るくしたら、普通の寿命ということなのでしょうね。


家庭用品修理士隊


 

 


12ボルトハロゲン球

タグ:電球
posted by 家庭用品修理士隊 at 15:17 | Comment(5) | TrackBack(0) | 墨田のYさん
この記事へのコメント
家にはハロゲンランプを使っているものは有りませんが、強いて捜せばもう使われなくなくなって押入れで眠っているスライド映写機ぐらいでしょうか?

ハロゲンランプが切れるということで思い出したのが航空機でランプ切れを少しでも防ぐ目的だったと思いますがSW OFF時でも常時フィラメントに一定の電流を流しておいて暖めるというような機構があったような気がします。 どれほどの効果があったのか判りませんが・・・・
一般の家電ではとてもそんなことできませんけど。
Posted by 横浜のT at 2014年01月27日 22:39
飛行機のライトも結構短時間(短命)ですよね。
自動車はヘッドライトでもハロゲンが減っているし。
家庭用コピー機とか、スキャナにも以前は長いハロゲンランプが使われていたのですが。今は使ってないでしょうね。
フィラメント式電球は消えゆく運命ですね。


Posted by 墨田のY at 2014年01月27日 23:14
昨年の夏、左目に異常をおぼえ受診したところ、網膜静脈分岐閉塞症と診断されました。簡単に言えば眼底出血だそうです。これが脳でおきれば脳内出血だそうです。切れたフィラメントの写真をみてそんなことを思いだしました。今も通院中ですがだいぶ良く見えるようになりました。                ところで枕元で読書用に使っている白熱球電気スタンドが先日球切れをおこしました。そこで100均で2個売りの白熱電球に交換しました。スイッチを入れるとジリジリとNOISEがでます。フィラメントがコイル状になっているため細かな振動をしているのでしょうね。うるさいなと思いながら使っています。      向田邦子の小説に男の頭の中でジリジリと耳鳴りが続き、やがて男は脳溢血で身体が不自由になる話がありました。 機械でも人間でもNOISEは異常が起きる前兆のような気がします。
Posted by 浦安のI at 2014年01月27日 23:31
ハロゲンランプとは無関係ですが、先日蛍光灯がなかなか点灯しないトラブルでグローランプを久々に交換しましたが、いつもは100均のもので済ますのですが、たまたま大手家電量販店で買ったら2個入りで80円でした。
どんなものでも100均より安いものは無いだろうと思っていたのですが、そうでもないんですね。
Posted by 横浜のT at 2014年01月28日 18:42
浦安のIさん。 フィラメントの音が聞こえるなんて、相当いい耳ですよ。 自分は少し耳鳴り入ってきました。

横浜のTさん。 100均も、円安で苦しいでしょうね。 いろいろ材料を仕入れるには便利なのでがんばて欲しいです。(品質は期待せず、材料として割り切れます。)
Posted by 墨田のY at 2014年01月29日 22:02
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