スポンジサンダルは crocs(登録商標)が有名ですが、これは類似品だと思います。(商標がついていませんので。)
ベランダ用だったのですが、今年初めて外を歩いてみて、その歩きやすさに驚きました。
走っても違和感がなく、万能性を感じました。
特徴的なかかと押さえベルトが、履きやすさに貢献していることは、切れた後に良くわかりました。
普通は、ここで捨てるのでしょうが、一応構造を見て修理してみました。 まだ底の摩耗が小さかったからです。
ベルトの接続部を見ると、凹凸のリベットを嵌め合わせた構造がわかります。
山型の先端とクビレで、キノコ状にして、一度はめ込むと外れない構造が予想されます。
しかし、修理士はこれを外します。
適当に選んだ、キッチンハサミと時計ドライバ(大)で分離させました。
(相当に強く嵌めこまれているため、分離には無理な力がかかりやすく、ドライバーの先端を突き刺すなど、手を怪我するおそれがあります。)
リベット(ボタン)は、予想通り先端がキノコ状です。
(これは彫刻刀です。)
あとは、ベルトとリベットを押し込んで補修完成です。
ネットで調べて見ると、ベルトの外れは、リベットの欠落が多いようです。
ベルトの取り付け部分が切れたら、普通はあきらめるのでしょうね。
クロックス靴底修理
http://zooblog.jugem.jp/?eid=1668
クロックス(CROCS)tm リベット無償修理およびご提供サービス終了(2011.12)
http://company.crocs.co.jp/news/news/5962/
リベットを自分で購入して修理
http://blog.livedoor.jp/mst_kiz1/archives/52297703.html
いま原発事故を契機に我々のライフスタイルを見直す良いチャンスの様な気がします。また最近若い人を中心に慎ましい生活が見直されているようなきもします。 雇用や経済の活性化は物の消費のみに頼らず福祉等の面にもに力を入れることでバランスがとれたものになるような気がするのですが・・・・・・。
物を修理して使う。ということは希少性の観点と切り離せないと思います。昔は茶碗ですら修理して使いました。 物に対する世間の風潮・常識が時代や環境によって変化するのは仕方がないかなと思います。命にかかわる水や空気でさえ、ふんだんにあるときには、潤沢に使わなければ滞りの弊害を生じます。
日本では江戸時代のころより紙を回収して再生する生業がありました。新聞紙を回収する仕事がなくなったのはいつごろからでしょう。 バランスをとるには動きが必要なので、また昔に戻る部分もあるのではないかと思います。
福祉・介護環境は、変化・改善されていると思いたいです。 しかし誰も経験したことのない高齢化にあっては、他人に頼れないことがあたりまえと思わざるを得ません。そうすると、物の消費もバランスの一翼になるのだろうと考えてしまいます。