(03/07)カイロ(懐炉)の綿 で、ハクキンカイロの綿ことを書きました。
綿に白金の粒子が使われていたことをまるで知りませんでした。
ガス式(触媒式)の半田こては複数持っていて、触媒発熱のことは知ってたのですが。
さらに、「白金カイロは桐灰カイロとは違うのでしょうね。」という
コメントをいただきました。
桐灰って聞いたことはありますが、構造が記憶から出てきません。
それで、簡単に調べてみました。
桐灰カイロとは
・カイロ(懐炉)の原型、温石(温めた石)を再現して作られた、いわば懐中火鉢
・明治時代ころに、炭の粉末を固めて袋に入れ、耐火綿を詰めた懐中容器の中でゆっくり燃やした。(圧式カイロ燃料) カイロの歴史(桐灰化学)
・桐の灰を入れた炭を半練状に製造販売した会社が桐灰化学株式会社(桐灰カイロの由來)ウイキペディア桐灰化学
・
桐灰カイロの写真
燃焼を長持ちさせる効果を持つのは、茄子の枝、楠、桐、麻殻などと言われています。 燃焼時間は8時間
(昔の暮らしの道具考)さんのページより引用
・桐灰化学では、使い捨てカイロの製造に移行
・現在 楠灰製造株式会社製で、同様の圧式燃料カイロを入手できる。(海外向け登山用製品の逆輸入)
参考:ハクキンカイロ非公式ファンサイト
・今でも利用される理由
途中で消すことができる。(長時間使用)
燃料の安全性・保存性の良さ。
燃焼の際に水蒸気を発生しないため、寒冷地において光学機器のレンズを曇らせない。(参考:天体写真の世界) 等