時々、飛行練習をしているナノファルコンがある日飛び上がろうとすると本体がクルクル回転してしまって飛び立てません。
おかしいなと思ってよく見るとMAIN ROTORの下段が何故かNO
ROTATION。
飛行中におかしくなったのではなく、ある日の一番飛行で最初からROTORが回転しなくなった点が気にはなります。
PWRをふかすと回転は緩やかながら下段ROTORも回り始めますが力不足で本体がクルクル回ってしまうことは変わりません。
ROTORの付け根を見るとGEARは確認出来るものの細部がよく判りません。 もしかしたらGEAR間に何か異物が詰まっているかも知れないのでもう少し詳細に見てみたいところです。
壊れてしまうのを覚悟のうえでもう少し分解してみると意外に単純なつくりで上下のROTORを各々別のMICRO
MOTORで歯車を介してROTORを回転させていることが判りました。
若しかと思っていた歯車に異物が挟まっているのでは?ということを期待してたのですがそうでは無かったようです。
手で回転させても滑らかで問題ありません。
時計ドライバーで分解できるところは努力してMOTORのリード線などの断線など無いのか見れる限りは尽くしましたがMOTORが動かない原因は結局わかりませんでした。
PWRをふかすと下段ROTORも回転するようになる理由はどうも上段のROTORの風量によって下段ROTORがFREE
ROTATIONするらしいこともわかりました。
MOTORそのものに原因があるのか知りたいところですが、MOTORはプラボディにはめ込まれていてREMOVE不可能なようです。 MAIN
ROTORなども心棒が下端でかしめてあるようでこれ以上分解は不可能。
リチウム電池ぐらいは今後他のヘリに流用できそうですが・・・・・・・
何しろ対象物があまりに小さいので老眼の身にはつらいところです。
このヘリを途中まで分解して感心したのは、殆どビスで組み立てられておりプラ物によくある部品同士のかみ合わせのようなことをしていないので無理するとパキッと割れてしまうようなこともなく、ビスさえ無くさなければ分解、組み立てが出来る点です。
自分では、この類のものは、一旦分解すると修復不可能になってしまうことが多いのですが今回はROTORが回転しない不具合は直せませんでしたが、元の状態には戻せました。 モーター本体が内部で不具合を起こすような事はあまり考えられないから原因はどこにあるのか?
しかしこのヘリは複雑な部品等は使用して無いのに、安定して飛ばせることができる点に改めて感心しました。
マイクロモーターの進化とリチウム電池のおかげだと思います。
上下二重ROTORで互いにモーメントを打ち消しているのも初心者でも安定して飛ばせる要因なんでしょうね。
本物のヘリのようにTAIL
ROTORでモーメントを調整するのは、かなり難しいのでは?
最近ナノファルコンαという機種が発売されており、さらに進化して安定度が増して着陸もうまくできるような記事がありましたが心が動かされます。 今の機種ではひっくり返らないで着陸させるのはなかなか出来ません。
ネットの記事を見ると、各ローター別にモーターがあるんですね。http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20131111/315341/?ST=mono&P=1
フリーローテーションするということは、断線(回路開)が疑われますね。 モーターに直接電圧をかけてみてはいかがですか?