日々暑さも増しつつある昨今ですが、エアコンに本格的にお世話になる前に早めに掃除をしておこうと思いました。
もちろん大抵のエアコンに付いているフィルターお掃除サインに従って一般的な前面フィルターは計画的にクリーニングはしてきました。
しかしこれだけでは当然ですが目が粗いので細かい埃などは到底とれませんから、長期間使用しているうちに少しづつカビ臭のようなものが気になってきます。 そこで次にもう一歩前進して素人でもできるのが熱交換器(エバポレータ)のフィンのクリーニングで、エアゾール式の物がホームセンターなどで大量に売ってますので何もしないよりましだということでこれを試みるのが一般的でしょうか。
↓ これですね。

自分も数年間はこれを使ってきましたが、フィンがそんなに汚れていないのか排水管から出てくるクリーニングの廃液は大抵綺麗なんですよね。
何本スプレー式でクリーニングしてもカビ臭は無くならない原因は、ネットなどで調べてみると室内機のなかのクロスフローファンの汚れであるからここをクリーニングしないと一向にカビ臭は無くならないらしいことが分かってきました。
ところがこのクロスフローファンの掃除ということになると通常は専門業者さんに頼んで結構な作業となるらしく代金も相当かかるらしい上に、キチンとした真面な業者さんばかりとは限らないのでどのような内容のクリーニングでどこまでやってくれるのかも曖昧です。
何よりも数万は要する経費を10年近く使ってきたエアコンに費やすのも勿体ない。
そこで最近はファン専用のクリーニングスプレーも販売していることが分かりましたが、これについてもネットでの評判は様々で、これを使ってカビ臭が消えたので大いに助かったという方もいれば殆ど効果なくこんなの使わないで業者に初めから頼めばよかった・・・・ というものまで色々な意見がありました。
そのような中で中庸な常識的な意見をとれば、キチンとファンの隅々までクリーニングするには業者に頼まなければ満足できるものにはならないが、スプレー式の簡易クリーニングでもそこそこの汚れは除去できるので異臭除去には効果があるし何よりも経費が安く済んで短時間で終わるというのも評価されていたので自分も試みることにしました。 幸いネットで取り寄せなくてもホームセンターにも置いてありましたので助かります。
↓ クリーニングムースとムースを除去するリンスの2本の組み合わせとなっています。

↓ ルーバーは必ずしも外さなくてもいいのですが、外した方が作業性はいいので外しました。

↓ クロスフローファンを除いてみると埃とカビの混じったような汚れがあります。

↓ スプレーセットに付属している養生ビニールカバーをシッカリつけます。(自分でテープ類で多めに固定した方がいいですね)

↓ ムーススプレーをファンにまんべんなく吹き付けます。

↓ じきに汚れとともにムースが垂れ流れてきます。

↓ ファンを除いてみると汚れがとれてムースが茶色に変色しているのがよくわかります。

↓ 30分程度経過したら今度はリンススプレーを使って埃とカビが付着しているムースをクリーニングします。

↓ 養生カバーの底に茶色に変色した廃液が溜まっているので、そこそこ汚れが除去出来ていることがわかります。

↓ ファンを除いてみると当初の目立った汚れは取り除かれてますが完全ではないこともうかがえます。

↓ すべて復旧して・・・・・・ OPERATION NORMAL

<総評>
本来はファンを外して高圧洗浄をしながらブラシなどでこすらないと完全にはとれないのを、その代用でムースの泡の力だけで除去するというところに無理がありますが、何も手をつけずに放置してカビ臭を我慢しているよりかは遥かに効果的なので個人的にはこの方法でのクリーニングは行ったほうがいいと思います。 ただしこの方法を試してみて多くの方々が不満に感じているのはリンスが足りないから汚れがまだ残っているのに困ったという意見ですが確かにその通りだと感じました。 これについてはリンススプレーが空になったら水を入れたスプレー付き容器などでさらに洗浄すればいいという意見もあるので次回はそれを追加してまたやってみようと思います。
参考としてメーカーの動画
掃除すると気分も良さそうです。
自分でも分解して見てみました。
そうすると、冷却フィンの部分はたいして汚れていないですね。 ファンの部分の汚れが気になります。
掃除できるところは吹き出し口のところしかないです。簡単にファンが取れる構造になっていれば良いと思いました。