先日の「ゴムが溶ける」記事をきっかけに以前登山中にゴム底が剥がれ落ちる体験を思い出しましたが、現存する靴が大丈夫なのか心配になって押入れから出してみたらヤッパリ・・・・・・
私の登山靴は先日述べた通り廃棄になってしまったので残っていた家人の登山靴なのですが、一度か二度程度しか使ってないので外観はほぼ新品に見えるほど程度はいいです。
保管場所も押入れなので風通しは流石によくありませんが、防湿剤なども入れているのでジメジメしているような環境ではありません。
なので多分大丈夫であろうと思っていたのですが。。。。 これも加水分解なのか??

指先に力を少し入れて爪を立てるようにして押してみると簡単にヒビが入って割れはじめました。

割れ口を開くようにしてみると容易に広がってしまいます。

心配していたことが現実になりました。

もう次々にボロボロと剥がれてきて・・・・・・・

新しい靴だったのに惜しいという気持ちもありますが、もしゴムの劣化に気づかないで登山に出かけていたらどうなっていただろうと。
この現象の一番困る点は履いてすぐにボロボロになってくれれば早期に気づくのですがそうではなく現地まで行って行動を起こしてしばらく歩き進んだあたりで靴底が剥がれてくるので本当に始末がわるい。
山に靴屋などありませんからどうしようもありません。 せいぜい何とか靴紐などで応急処置をして下山し商店街があるところまで引き返す??
ところが自分の4年前の北アルプス立山のときに靴が崩壊したときは困ったなぁ・・・・ と途方に一旦は暮れかかったのですが登山口の立山ホテルの売店に流石に靴なんか置いてないだろうと思っていたら、何と登山靴からスニーカーまで品揃えがありましたよ。
当然、登山靴は値引きなどありませんからいくら困っていても、高くて買う気にはなりませんし種類もありません。 仕方なしにスニーカーを買ってそれで歩ける程度の範囲の山行を少しは楽しむことができました。
おそらく、自分の場合のように登山靴が突然壊れて困る事故が相当発生しているんだなぁ とそのとき思いました。
売店の店員さんも慣れているいるのか私が何も言わないのに、「古い靴はどうしますか? 不要でしたらこちらで始末しておきますけど。。」
と躊躇なく言ってましたから。
今回は事前にゴム劣化を見つけられて幸いでした。
劣化を防ぐには、じっと保管しているような事をせずに使うことが長持ちさせるコツらしいですけど、そうは言っても登山が趣味では無いので時々しか使わないので・・・・ 早くこうならない素材を使ってくれないと困ります。
一年のうちで登山シーズンが終わったら捨ててしまうものという考えを持った方が良いと思いました。
自分は登山はしないのですが、20代のころにしていたダイビング用品があります。 点検してみたところ、水中メガネ(視力矯正付)は劣化していました。躊躇せず廃棄。足ひれはとっくに廃棄
ところが、ウエットスーツには全く劣化が感じられないのが不思議です。 確かネオプレンゴム?だったような。 素材によっては長持ちするゴム製品もあるのだと感じます。