電力量計交換:写真は交換前
要するに電気の検針メーター。 10年に一度は交換があるようですが、普段家にいないといつ交換されたか気にかかりません。毎月メーターの検針もされているはずですが、意識に無いですね。
今回は、たまたま家にいて、ピンポンされたら重装備の若い男性が立っていて、電力メーターを交換すると言います。
え? そんなのあったっけ。 聞いてないような。 停電するのに。
良く聞くと、外で作業するだけですし、停電もしません。 といいます。
あー そうなんだ。
えー でも、メーター交換するなら、電気は切るでしょう?
取り付ける新型メーター
今回は、単なる定期交換ではなく、毎月の検針作業が不要ないわゆるスマートメーター。
使用電力がデジタル化されて無線で送信されるようです。
なるほど。 これをつけるわけか。 フーン。でも電線外さないと交換は無理でしょう。
古い電力量計を外す作業
交換するためには、古い電力量計(電力量メーター)を外すわけですが、その前に何かを取り付けています。
あー なるほどー と気づきました。
「これって、バイパスですね?」 「そーです。」
入力側の電線が、電力量計を通過して、出力側(家庭)へ流れます。
3本あるのは、単相100ボルトと、単相200ボルト用のため。
カバーを外してあらわれた電線部分に、パイパスジグ(冶具)を取り付けて、電力量計の手前で直結させてしまおうということです。
バイパス冶具を取り付けて、ネジを締めてゆくと、電線に食い込んで導体に噛みこみます。
噛みこみが足らないと接触不良を起こすので、噛みこみネジは2本あります。
電線バイパスのイメージ
電線をバイパス(迂回)させることで、入力側の3本は、そのまま出力に直結されます。
電線は、パイパスされていますので、メーターを外しても停電になりません。
そして、新型を取りつけ、バイパス冶具を外せば、電力量計無停電交換が完了です。
交換見学させてくれたイケメンの作業員さん。ありがとうございました。
ちなみに、装備に注目すると、ドライバはプラス用、マイナス用に電動ドライバを二本差ししていました。先端の金属部分は、テープで絶縁されていました。(ショート・感電防止)
あと、交換作業中はゴム手袋を装着。(作業性悪いですが感電防止ですね。)
そして、ヘルメットは全面透明カバー付き。(さすが。万一ショートすると、電線が爆発的に火花のように飛び散りますからね。)
ちなみに、バイパス冶具を付けてネジを締め込むと、電線の被覆がはがれ芯線がむき出しになります。
上下2カ所。 すると、そこへあたりまえのように保護キャップを取り付け、さらにその上に保護カバーが取り付けられました。 安全面は考慮されていますね。
ということで、一つ勉強させていただきました。
ありがとうございました。
注:上の記述は、作業を垣間見ただけの個人的に理解した想像です。確認したわけではありませんので、実際とは異なり、正確ではない部分があります。