>1年に2度業者さんが作動確認検査に来る時に長い棒の先に検知器を包むようなADAPTERを当てて数秒後に警報機が鳴ることを確認する
うちでも、検査があります。
各部屋を回って、センサ(火災検知器)が作動すると、LEDが点灯し、玄関のモニタから「火事です。 火事です。・・・」 といった音声が流れます。
あのセンサを覆うアダプタはなんだろうか。
この際調べてみました。
職業能力開発総合大学校の資料 課題「自動火災報知設備の配線」を見ますと、センサの配線と、試験機の名前がわかります。
G感知器作動試験
熱試験(差動式、定温式):加熱試験器を使用
煙試験(光電式):加煙試験器を使用(蓄積式の感知器では受信機の蓄積を解除)
炎試験(紫外線式):炎試験器を使用
試験器には熱、煙、炎、の3種類があって、それぞれ
「加熱試験器」「加煙試験器」「炎試験器」があるようです。
それぞれの実例を見てみました。
「加熱試験器」
スポット型熱感知器用 加熱試験器セット HK-3(本体・火口・アダプター・支持棒
火口部はベンジンにより暖められ、本体を感知器に被せ、発報に至るまでの「作動時間」を計測します。
規定の作動時間内で働かない感知器は不良となり、取替が必要となります。 (商品説明より。)
これがうちでも使われていたものですね。
横浜のYさんもこれでしょう?
「加煙試験器」
スポット型煙感知器用 火煙試験器セット(本体・線香・アダプタ・支持棒・ジョイント
スポット型煙感知器用加煙式試験器セット(本体・線香・アダプタ・支持棒・ジョイント金具・収納袋付)
・煙感知器の作動試験を行う時に使用する試験器。
本体を感知器に被せ、線香の煙が充満し発報に至るまでの「作動時間」を計測します。
あれー 加熱試験機によく似ていますね。
こっちかなー ただ線香の煙を使うようですから、臭いがするはずです。 検査に来た時に臭いの記憶はないような。
煙感知器の試験には、ガスを用いたものもあるようです。
試験ガスの成分はよくわかりません。
フロンにパラフィンワックスを混ぜたものがあるようです。
astamuse.com
「炎試験器」
炎感知器用作動試験器(紫外線式/赤外線式感知器共用)
・炎感知器の作動試験を行う時に使用する試験器。
本体を感知器の正面20cm以内に持っていき、「作動時間」を計測します。
これは、赤外線と紫外線とを発生させる装置ですね。
ライターの火でも反応する火災報知機の試験でしょう。
参考になるサイト
加熱試験器(HK‐3) と加煙試験器(HKS−2)について
一般社団法人 東京防災設備保守協会
ちなみにうちの各部屋のセンサは、熱感知器(半導体式)ですね。
台所(キッチン)のセンサが一番低いところにあったので写しました。
作動すると、外側の輪が光ります。
なぜか、台所のセンサ(熱感知器)だけ中央のセンサの周りに赤丸がついています。
横から写した検知器
化粧カバーを外したところ。
2014.07 設備点検が来た際に、作動時の色を写しました。
これは和室用です。
リング状にLEDが光ります。
インターホンには、火災のマークがでて「火事です
火事です」という声も出ます。