「スイッチがおかしくなって、電源が入らなくなった。
オフにすると、入る。 でも気に入っているので直したい。」
というご相談。
え? SW OFFでONになる?? ということで、見てみると。
ランタン型電気ストーブ
レトロ調で、小型軽量。 作りがしっかりしていて網には高級感もあります。
白い部分は柔らかい樹脂なので温かみを感じます。
スイッチはカクンカクンと小刻みに段階的に動きます。
そして、ときどき動作します。確かにOFFで入るときも。
なんだろう。
それにしても、カーボンヒーターはあっというまに暖かくなる。
しかも、弱、強ではなく、無段階でヒーター調整できる。すごい。
分解すると、電子回路基板が出てきました。
電気ストーブの400[w](ワット)ヒーターを制御する半導体素子には大きなヒートシンク(空冷用金属ひだ)が付いています。
スイッチは、この部品のみ。
普通のスイッチ付きボリュームに見えるけれど、ちょっと違う感じ。
ボリューム(可変抵抗)自体の動作は正常。
スムーズに抵抗が変化します。 0から100Kオームまで。
それにしても、スイッチはどこにあるのかな。
スイッチは見当たらない。 しかたなくボリュームを分解すると見慣れない機構。
なんだこれは。
ヒータは電子回路によって制御されるので、大きなスイッチは不要。
だからこれがスイッチらしいのだけれど。動作が見えない。
そもそも、特殊なボリュームだ。
なにしろ、回転時にカリカリとディテント(刻み。detent)があるのだ。
こんな部品初めてだ。 どうしたものか。
>その後