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2021年04月02日

コンデンサ交換〜パソコンのディスプレー

パソコンのディスプレーをオークションで安く入手。
ジャンク(部品取り)ということ。

コンデンサを交換したら良好になりました。 という実例です。

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パソコンにつなぐと、映ったり映らなかったりと、不安定。

10年以上前の17インチ型。 これでは粗大ゴミ状態。
コンデンサが悪くなる例が多いらしいので、さっそく分解。

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分解するためのネジが見当たらない。
中央の取り付け金具で固定していたようだ。

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筐体は嵌(は)め込まれているので、ドライバーでこじる。

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内部にもねじは無い。 合理的な構造ですね。

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蛍光管のコネクタが4つある。 ディスプレーの上に2本、下に2本使っている。
このコネクタは外します。

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電源部の基板を外す。 右半分は蛍光管用電源(インバーター)

この基板を見て、すぐに不良がわかります。

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黒い部品(電解コンデンサ)の頭部 × 印が膨らんでいます。(赤矢印)
コンデンサの内部の圧力が上がった証拠です。
すると、電解液が漏れるので、必要な容量が無くなります。

調べると、5V電源用。 膨らんでいないコンデンサは12V用
ですので、膨らんだ2個を交換すればよさそう。

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裏から半田を溶かし、コンデンサを傾けると足が抜けてきます。

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新しいコンデンサを入れる穴は、しっかり開いていないと新品の足を入れにくい。
ピンバイスに噛ませた0.9mmのドリルで穴開け。 ハンダは柔らかいので簡単に開きます。

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コンデンサを入れようとしたら、あれ?
裏と表で電極(+−)が違う。 //// の表示はマイナスのはず。

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しかたなく、電源プラグを入れて実際の電圧を確認。

結局、表の表示が正しかった。

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膨らんだ不良コンデンサの容量は、68.8マイクロファラド。
表示は1000μ 10vなので、10分の1以下に容量抜けしていました。
これにより、5V電源にノイズ(リップル成分)が生じていて、動作が不安定になったと断定。

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組み立て前の仮動作試験良好

posted by 家庭用品修理士隊 at 15:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 墨田のYさん

2021年03月16日

わかりやすい故障〜スマホ用ACアダプタ(プラグ根本割れ)

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電源5V用 ACアダプタの故障

スマホが急に充電できなくなった。 USB充電コードを替えてもだめ。
よく見ると、プラグ根元付近に割れが入っている。

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ACコンセント差込部が抜けてきた。 歯が抜けるような感じ。

これは直せそう。

修理

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ACアダプタの殻は硬いので分解困難。
超音波カッターを使いました。

外れたAC差し込み部電極を固定すれば使えそう。

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電極は基板上の受け電極に挟まれる構造。
基板へ無理な力が加わらない良い機構なのですが、抜けに対する引っ掛かりがありません。

今回は固定を兼ねて半田付けします。

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ケースの樹脂は熱で溶けるので、手短に(短時間で)ハンダ付け。

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殻(から)の戻しは、ホットボンドを使用。
割れ目が開いたまま固まったときは、ヒートガンで温めて仕上げ。

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修理後のアダプタ外観
動作も良好でした。

posted by 家庭用品修理士隊 at 16:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 墨田のYさん

2021年03月04日

ポータブルテレビのお手入れ。親機から異音〜ファン掃除

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UN-JL10T2-K ポータブルテレビの親機
ハードディスクレコーダー UN-JS120(2013年製)

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見やすい10インチの無線モニターがついています。
しかも防水なのでお風呂で使える。

画面サイズが一人用として最適なのでしょう、今でも人気の機種。

不具合


7年も使っていると、劣化?します。
(1)親機からファン(送風機)の異音がするようになった。 ビーとか、ゴーとか。
(2)親機本体が温かい。 特に底面の鉄板を触ると熱いくらい。
(3)無線リンクが途切れることが多くなった。
(4)充電しないときがある。

お手入れ


親機の内部掃除と、充電プラグ補修で良好になりました。

内部ファン掃除

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親機の後部には小さなファン(風車)がありますが、ホコリが詰まっている。

きれいに掃除するには分解が必要。
分解掃除には、後面のネジを全部外す必要あり。

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カバーを外すときに、アンテナ線(赤)を切らないように注意。

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ほこりまみれになったファン。 さすがに声(騒音)を出したくなるのも無理ありません。
「掃除してくれー」という叫びですね。

綿棒に洗剤をつけて掃除するときれいになります。

ファンを掃除したところ、びっくりするくらい静かになりました。
と同時に熱くならなくなりました。 触ると冷たいくらい。
空気の流れの効果は絶大だと感じました。
このせいか、接続切れも大幅に減りました。

充電不良は、コネクタピンの接触不良

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ときどき充電ができないようになったのは、DCアダプタのコネクタが接触不良になったため。

防水モニターの充電部の工夫として、水が入らないように平面の電極を採用。
これには磁石式を採用したのですが、小型なので使用中に想定以上の内部抵抗が生じてしまった。
このため 内部抵抗が生じ→ 電圧低下し → 充電不可 となった。

コネクタ部修理:すでに内部抵抗が生じているので、半田でバイパス修理。

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マグネット式充電コネクタの内部

内部を見て、すぐに感じました。 あーこれ 最初はいいけど・・・

内部構造が想像できます。 接触部分が多いので、長期間使うと接触不良(内部抵抗大)になる。

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充電部のピンの構造

電極のピンは、内部にバネが入っており、先端部は別部品です。
これにより、磁石でしっかり固定したときに、ピンが短くなるわけです。

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接触の様子
バネが伸びているときは、Aのように先端部は伸び接触部(赤)がしっかり確保されています。
ところが、磁石で固定されると、先端部はバネで縮み、電極はバネの力だけで押さえられている。

このとき先端部の接触部の接触面積は小さくなります。

接触部は金メッキされているので、最初のうちは弱い接触でも抵抗は少なく問題ありません。
ところが、長期間使っていると、金メッキ部の劣化に加え、バネも弱くなります。
(バネにも電流が流れると発熱し、さらにバネは劣化する。)

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補修:ピンの先端部根本にハンダを盛りバイパス(迂回)させる。
半田は円周状に盛る。(機械的強度確保)

こうすると、ピン内部のバネは無用になる。
電極を押さえる力(接触力)は、磁石のみによる。
磁石は相当に強いので、接触圧はバネと同等以上を確保。

バイパスにより、接触部はピン先端のみになり、コネクタ全体として接触抵抗が大幅に少なくなる。
(4ヶ月様子を見ていますが、良好)

改善案 :

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改善案があるとすれば、ピンはバネを入れた組み立て構造とせず、一体構造とし、バネは外部に置く。

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電気ポットの磁石式コネクタ。

もしくは、電気ポットの磁石式ACプラグのように、ピン自体にバネ性をもたせる。

ただ、メーカーでは従来の差し込みジャック式にもどし、防水蓋を着脱させる方式にしました。
接触は改善しますが、利便性は少し低下しますね。

posted by 家庭用品修理士隊 at 18:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 墨田のYさん
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